QRコード決済利用者の3割が「銀行口座と連携」、セキュリティ対策1位は「取引履歴をこまめにチェック」
MMDLaboが運営するMMD研究所は、2020年10月20日~10月29日に「電子金融取引」についてインターネット調査を実施した。予備調査では18歳~69歳の男女4,400人、本調査ではネット銀行・ネットバンキング利用経験者の男女328人、ネット上での株式売買経験者の男女333人を対象にしている。
18歳~69歳の男女4,400人を対象に、ネット銀行・ネットバンキングを利用したことがあるか聞いたところ、「現在利用している」と「過去に利用していた」を合わせてネット銀行・ネットバンキング利用経験者は69.3%となり、「利用したことはない」は26.5%となった。
年代別に見ると、40代(n=1,014)、50代(n=892)、60代(n=880)の7割以上がネット銀行・ネットバンキング利用経験者となり、「利用したことはない」は10~20代(n=829)が最多で39.4%。
次に、ネット銀行・ネットバンキングを利用したことがある328人に、メイン利用の経験があるネット銀行・ネットバンキングを聞いたところ(無回答者4人を除く)、「楽天銀行」が最も多く30.9%、次いで「ゆうちょ銀行」が9.6%、「みずほ銀行」が7.7%で、「住信SBIネット銀行」「三菱UFJ銀行」および「地方銀行」が7.4%で続いた。
ネット銀行・ネットバンキングを利用したことがある328人に、ネット銀行・ネットバンキングを選ぶ際に重視したことを複数回答で聞いたところ(無回答者11人を除く)、「手数料が安い・無料になる」が最も多く62.1%、次いで「24時間操作可能」が40.7%、「手続きが簡単」が38.8%となった。
また、18歳~69歳の男女4,400人を対象に、キャッシュレス決済の利用と銀行口座の紐(ひも)づけについて聞いたところ、「現在利用しており、銀行口座に紐づけている」のはスマホ決済(QRコード式)が29.1%、スマホ決済(非接触型)が12.8%、カード型電子マネーが16.7%。「現在利用しているが、銀行口座に紐づけていない」はスマホ決済(QRコード式)が23.1%、スマホ決済(非接触型)が19.4%、カード型電子マネーが31.3%となった。