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【星野リゾート・星野佳路代表】「久しぶりに代表としてお呼びがかかった」。倒産確率を示して社員と共有した現状と未来

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BUSINESS INSIDER JAPAN

コロナショックによる「在宅シフト」で、会社と個人の関係や働き方、ひいては世の中の産業そのものに大きな影響が出ている。経営・マネージメント層に、新たに気づいた課題を聞くシリーズ。9回目は、星野リゾートの星野佳路代表。 【全画像をみる】【星野リゾート・星野佳路代表】「久しぶりに代表としてお呼びがかかった」。倒産確率を示して社員と共有した現状と未来 星野リゾートは10年ほど前からリモートワークの体制を整え、テレカンファレンスの設備にも投資をしてきた。星野代表自身、毎年夏はスキーのために1カ月間はニュージーランドに滞在しながら、遠隔で仕事をしてきた。 しかし、肝心のホテルの現場はリモートワークとはいかず、コロナによって最もダメージを受けている産業の1つだ。星野代表と同社はどんな対策を打っているのだろうか。 今は社員から久しぶりに「お呼びがかかった」という状況ですね。久しぶりに代表として期待されている感があります。ここ4~5年は、細かいことを社員に言わなくても、社員が自ら考え動いてくれ、組織として問題ない状況が続いていましたからね。 東日本大震災前後に比べると、組織も充実し、役割も明確になり、各拠点に優秀なリーダーも生まれた。リーダーをサポートする人材もいる。私が出ていく必要はありませんでした。 私自身は本来ならコロナの感染が拡大し始めた冬の時期はリモートワークが増えるはずでした。「年間60日間スキー滑走」を目標にしているので、各地の雪山にいることが多い時期だからです。今年も3月初旬までの何日間かは雪山からリモートワークをしていたのですが、通算53日目でオフラインに戻ってきて、コロナの対策にあたりました。 コロナに関しては全社的なダメージですから、社員たちも普段とかなり違うことをしなくてはいけません。そのためには指針が必要です。コロナで生き延びるというのは、要するにナロー・パス、細い導線の上を歩くようなイメージです。足を一歩でも踏み外すと崖下に落ちる。選択肢の少ない中で細かい判断を全て正しくやっていかないと乗り切れない。 非常に慎重にならざるを得ないと同時に、しっかり全施設の足並みをそろえる必要がある。そこで、久しぶりに私に役が回ってきたというわけです。

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