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『マイエクササイズ』が示したアニメーション作家によるゲーム開発の可能性

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CGWORLD.jp

『Mountain』、『Kids』をはじめ、アニメーション作家によるインディゲーム開発が注目を集めている。こうした中、癖になるアニメーションで世界的な注目を集める和田 淳氏がゲーム『マイエクササイズ』をリリースした。本作のプロデューサーを務めたニューディアーの土居伸彰氏とともに、話を聞いた。

日なたにいた少年が、すっと日陰に入った高校時代

CGWORLD(以下CGW):今日はよろしくお願いします。『マイエクササイズ』楽しく遊んでいます。クリアするごとに新しい発見があって、ずるずる遊んでいます。 和田 淳氏(以下、和田):ありがとうございます。 CGW:本作については、2018年12月~2019年3月までICCで開催された「イン・ア・ゲームスケープ ヴィデオ・ゲームの風景、リアリティ、物語、自我」で先行展示されていて、注目していました。土居さんも展示にかかわられていましたね。 土居伸彰氏(以下、土居):はい、谷口暁彦さんとともに共同キュレーターを担当しました。 CGW:アニメーション作家の和田さんが初めて手がけたゲームということで、まずはセオリー通りクリエイターの人となりからお伺いしていきたいと思います。実際、『マイエクササイズ』も短編映画として制作されて、映画『私の秘かな動く愉しみ』の1本として公開されましたね。 和田:そうですね。 CGW:その後、プロデューサーを務められた土居さんにも加わっていただき、ゲーム化についてのながれについてお伺いしていきたいと思います。まず、和田さんは1980年生まれで、神戸出身とのことですが、どんなお子さんだったんですか? 和田:明るい子どもでしたね。何ていうんでしょうね。陰でこそこそする感じじゃなくて。通知表にも明朗活発って書かれるくらいの男の子でした。外でドッジボールしたり。中学校まではわりと、そういう感じの子で。運動も好きだったし。今のイメージからは想像つかないかもしれませんが、けっこうちゃんとしてたんですよ。 CGW:日なたと日陰だと、日なたの方にいらっしゃったんですね? 和田:もう、だいぶ日光を浴びていたと思います(笑)。 CGW:ファミコンとか遊ばれましたか? 和田:いや、それほどでもなかったですね。まあ、マリオとか、それなりに遊んでいましたけどね。それよりも、テレビっ子でした。アニメよりも、バラエティ番組やドラマばかり見てました。 CGW:よく見ていた番組って何でしたか? 和田:ちょうど小学校のときにダウンタウンや、とんねるずがドカンと出てきたんです。『ダウンタウンのごっつええ感じ』だとか、『とんねるずのみなさんのおかげです』などが好きでした。 CGW:絵に描いたような王道路線ですね。個人制作のアニメーション作家という、今のお仕事から想像がつきにくいというか......。きっかけみたいなものはなんだったんですか? 和田:日なたから、すっと日陰に入ったのは、高校入学からでした。これはもう、明確でしたね。 CGW:そうなんですね。どんな高校でしたか? 和田:普通の公立高校でした。ただ、中学から高校に上がると、生徒数が増えて、校区も広がるので、いろんな生徒が集まるじゃないですか。高校でも引き続き、日なたの方にいるつもりだったんですが、強そうな人とか、怖そうな人とか、いろんな人がいて、つい縮こまっちゃって。性格が変わったわけじゃないですけど、自分から進んで前に出るようなことはなくなりました。 CGW:ちょうど思春期で、アイデンティティが固まる頃なので、そういうこともあるでしょうね。 和田:そこから、わりと陰でこそこそする感じになって。 CGW:部活動などはやられていましたか? 和田:中学のときは『スラムダンク』の影響でバスケ部で。高校ではテニス部でした。ただ、ソフトテニス(軟式テニス)の方なので。そこでちょっと弱いですよね。 CGW:いやいや、そんなことないです。 和田:その中でもわりとこう、仲間内では明るいですけど、人前ではあまり前に出ないようにしていたという。

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