町田がJ1初優勝に望みつなぐ2連勝! 首位と勝ち点3差の暫定2位浮上! 相馬ドリブルからOG誘発で京都撃破…敵地での最終節へ
[11.30 J1第37節 町田 1-0 京都 Gスタ] J1リーグは30日に第37節を行った。FC町田ゼルビアと京都サンガF.C.の対戦は、町田が1-0で勝利。後半22分にMF相馬勇紀のクロスがオウンゴールを誘発した。他会場の首位・ヴィッセル神戸が柏レイソルと引き分け、2位のサンフレッチェ広島が明日試合を行うため、町田が神戸と勝ち点3差で暫定2位に浮上した。 【動画】アウェー中国戦の裏で起きていた珍事…日本代表FWがSNS上の声に反応「わざと」 残り2試合で優勝の可能性をわずかに残す3位・町田。前節・FC東京戦(○3-0)で敷いた3-1-4-2の布陣からメンバーを変えず、ホーム最終戦を迎えた。8月末に右第5中足骨疲労骨折で離脱していたFW荒木駿太、9月に右膝内側側副靱帯損傷で離脱していたDF中山雄太がそれぞれベンチ入りで復帰した。14位・京都はJ1残留を決め、一桁順位を目指す。出場停止のFWマルコ・トゥーリオに代わり、FW豊川雄太が4試合ぶりのスタメンとなった。 町田は開始早々から決定機を作る。MF下田北斗のロングボールに反応した相馬がPA右から右足シュート。だが、GK太田岳志に阻まれた。京都も前半5分にチャンス到来。ロングボールに反応した豊川が裏に抜け、こぼれ球をFWラファエル・エリアスがヘディングシュートで合わせた。ボールはわずかにゴール枠の外に外れた。 町田は得意のセットプレーから敵陣に迫る。前半30分、右CKを下田が蹴り込むと、ファーサイドのライン際に飛んだボールを相馬がダイレクト。しかし、またしてもGK太田のセーブに遭う。こぼれ球を相馬が再び蹴り込むが、ゴール左外に外れた。 守勢の京都だが、前半アディショナルタイム10分過ぎに隙を突く。エリアスがカウンターから町田の守備陣を突破。PA左でシュート体勢に入ったが、DF昌子源のスライディングで阻まれる。MF川崎颯太がマイナスに戻し、豊川が右足シュートを放つも、GK谷に止められた。 前半は0-0のスコアレスで折り返す。ハーフタイムで両チーム交代はなかった。 町田は後半7分、京都のゴールを脅かす。右サイドのMF望月ヘンリー海輝が大きくサイドチェンジ。左サイドを走るMF林幸多郎がトラップでGK太田をかわした。しかし、体勢を崩して最後のシュートを打てず。京都にクリアされた。 後半12分、再び望月が町田にチャンスをもたらす。左サイドラインから林がロングスローでボールを放つと、PA中央の混戦から望月がキープ。スペースを作って右足シュートを放った。だが、鋭い弾道はゴール右ポストに当たり、さらに左ポストにも直撃。ゴールライン上で左右に移動し、最後はGK太田にキャッチされた。 両チームは後半17分に交代カードを切る。町田はFWエリキとFWオ・セフンが下がり、FW藤尾翔太とFWミッチェル・デュークが出場する。京都は豊川に代えて、FW平賀大空が入った。布陣は4-3-3気味に変わり、平賀は右インサイドハーフの位置に立った。 変わった流れを掴んだのは町田。後半22分、相馬が左サイドでドリブルを仕掛ける。PA左の深い位置まで入り込んでクロスを上げると、DF宮本優太に当たったボールは、緩やかにゴール前に飛ぶ。頭上のボールをGK太田に触れられるも、ボールはそのままゴールに吸い込まれ、オウンゴールで先制点となった。 町田は後半33分に2枚替え。相馬と望月を下げ、復帰した荒木と中山が投入された。43分には藤尾がゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。 試合はそのまま終了し、町田が1-0で14試合ぶりに2連勝。柏と引き分けた首位・神戸と勝ち点3差で、3位から暫定2位に浮上した。今日の試合を終えた時点で、首位が神戸(勝ち点69/得失点差+22)、2位が町田(勝ち点66/+22)、3位が明日試合を行う広島(勝ち点65/+27)と続いている。 最終節は12月8日。町田は敵地で鹿島アントラーズと、京都はホームで東京ヴェルディと対戦する。