キスシーンは全部が素敵なわけじゃない! セレブの苦い思い出告白集。
ディスタンスが求められるコロナ禍の中、セレブたちはキスシーンを撮影するにも感染対策の徹底を求められる。でも、こんな世の中じゃなくとも「素敵なキス」ばかりではないようだ。そんなセレブたちが告白したキスシーンの苦い思い出をお届けする。
ケイト・ハドソンはオスカー俳優にダメ出し!
2020年10月にグウィネス・パルトロウのポッドキャストに出演したケイト・ハドソン。そこで二人は映画でのキスシーンについて盛り上がりをみせ、すべてのキスシーンが映画のようにキラキラしているわけではないという、俳優あるある話を暴露した。特に2000年代初めに「ラブコメの女王」と呼ばれていたケイト・ハドソンは、同時期にラブコメ荒らしだったマシュー・マコノヒーと2度共演している。
『10日間で男を上手にフル方法』(03)では問題なかったものの、その5年後の共演作『フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石』(08)で問題発生。映画の題名通り海上で繰り広げられるお宝ハンターの冒険ストーリーの本作では、二人のキスシーンは強風の中、あるいは飛行機の墜落直後など、非現時的なシチュエーションばかりだったのだ。 ケイトは汗や水にまみれ、ときには鼻水で顔がぐしゃぐしゃになっているマシューと何度もキスしなくてはならず、「とにかく設定が最悪だった」と語った。もちろんマシュー本人が嫌だったわけではないが、ケイトにとっては嫌な記憶として残ってしまったようだ。
エマ・ワトソンの飛びつきキスの相手は『ハリポタ』のあの人!
『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役でおなじみのエマ・ワトソンは、シリーズ6作目まで一度もキスシーンがなかった。ところが、シリーズ最終作となった二部作『ハリー・ポッターと死の秘宝』で、ルパート・グリント演じるロンとついにキスをすることに。しかし、当時19歳だったエマは8歳からセットで兄妹のように育った「ハリポタ」仲間のルパートとキスをするのは、かなり抵抗があり、相当ナーバスになっていたという。
「MTVニュース」の取材でエマは、「(キスをするのに)舌を使ったほうがいいのかしら? それとも使わないほうがいいの? 歯は隠すべき? 私からキスするほうがいい? やだ、どうしよ!」と一人でパニックに陥っていたと話している。そして迎えた本番。エマはとにかく早くキスシーンを終わらせたいばかりに、最初のテイクで光の速さでルパートに飛びついてキスをしてしまったのだ。 お相手のルパートも「早すぎて全然わけ分からなかったよ!」と大困惑。実際に劇中カメラに収められている二人のキスシーンを確認すると、エマの言葉の意味がよく分かるだろう。ただ、このぎこちなさすぎるキスシーンも、『ハリー・ポッター』らしくて微笑ましくはある。