蒼井翔太の“声優デビュー”を後押ししてくれた、事務所社長の言葉とは?
お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」。「あなたの心を、ここではないどこかへ」をテーマに、ゲストの「ココロが動く(=エウレカ)思い入れのある場所」へと案内していきます。 1月8日(土)放送のお客様は、声優、アーティスト、俳優とマルチに活動する蒼井翔太さん。現在、約3年ぶりに全国5都市を巡るライブツアー「蒼井翔太 LIVE 2021-2022 WONDER lab. coRe」を開催中の蒼井さんが、声優の仕事を始めた当時を振り返りました。
2011年に声優デビューした蒼井さん。「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズの美風藍(みかぜ・あい)役、「劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal」(フィッシュ・アイ 役)など、およそ200本のアニメ・ゲーム作品に出演。声優以外にも歌手、俳優としても活躍。“天使の歌声”と称されるハイトーンの美声で幅広い活動を続けています。
◆しゃべる声に自信を持てなかった
蒼井:声優になるまで歌手活動をしていたんです。僕が19歳の頃の2006年にデビューして、約3年間やらせていただきました。 川島:声優として活動するきっかけは? 蒼井:子どもの頃からアニメとゲームが本当に好きで、アニメソングを歌ったり、声優さんの仕事をしたいなっていう思いはあったんです。 歌手としての事務所との契約が満了になった後、1人で活動する期間があったんです。自分でいろんな方にアポを取って、歌手を目指している方々が出るライブハウスのイベントに出演したりしていました。そんななか、なぜかアイドルの女の子しか出ないライブからオファーが来たんです。 そのライブで出会ったギタリストの方から「君、面白いね。いろんな人を紹介できるよ」と言っていただいて。いろんな方の名前を挙げていただいたときに、今の事務所(株式会社S)の社長の名前が出たんです。 社長はもともとアニメ・ゲームソングの歌手をされている方(佐藤ひろ美)だったので、「お話を聞いてみたい」と思って社長とお会いさせていただいたら、事務所の所属が決まりました。 川島:そこから声優の仕事をスタートしたのですか? 蒼井:声優のお仕事に興味はあったのですが、しゃべる声に自信を持てなかったんです。でも、「君の声はすごく面白いから絶対に勉強をしたほうがいい」と社長から後押ししていただいて、今でも現役でやられている大ベテランの声優さんの指導を受けながら勉強させていただきました。 川島:やっぱり(歌と)全然違うものですか? 蒼井:まったく違いましたね。でも、役のセリフやキャラクターの心境を自分のなかに落とし込んでいくにつれて、歌詞の世界観をより深く知ることができるようになりました。「演技と歌ってつながっているんだな」って感じましたね。 川島:なるほど。歌手と声優は全然違う分野だけど、つながっている部分はあると。 (TOKYO FM「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」2022年1月8日(土)放送より)