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500万円のRAV4が売れている理由とは? 乗れば納得!?

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GQ JAPAN

トヨタ「RAV4」のPHV(プラグ・イン・ハイブリッド)モデルに大谷達也が試乗し、注文が殺到した理由を考えた。 【写真を見る】 4.0L V8級の加速に衝撃! ガソリンモデルとの違い&詳細をチェック(19枚)

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トヨタRAV4のPHV版が“激売れ”しすぎて受注を中断しているとの情報が寄せられた。 これまでPHVといえば「売れない」「売りにくい」ことが定説になるほど自動車メーカーにとっては手強い商品とされてきた。しかもRAV4 PHVは、260万円代から手に入るRAV4のなかにあって最廉価版でも470万円に迫る高額商品。それがどうして“売れに売れている”のか。横浜で開催された試乗会会場に潜入にしてその謎を探ることにした。 プレゼンテーションの冒頭、トヨタの広報担当氏は「RAV4 PHVを記事にしていただくときには、現在注文がストップしていることと、注文の再開についてはホームページなどでお知らせする予定であることを明記してください」という主旨のことを述べた。こういう場合、「いやー、売れ過ぎちゃって困っているんですよー」というのを軽く自慢げにコメントすることはあるものの、今回はだいぶ様子が異なる。そもそも“お断り”の記載をお願いするなんて異例中の異例。そこにはほのかな悲壮感さえ漂っていた。 ここではまず、RAV4 PHVがどんな製品かについて説明しよう。 PHVはプラグ・イン・ハイブリッドの頭文字で、要は家庭の電源に接続(プラグイン)して車載バッテリーを充電できるハイブリッド車のこと。ただし、PHVといえどもハイブリッド車だからエンジンを搭載していて、燃料さえあれば充電なんてしなくてもずんずん走り続けられる。発表されたデータによるとRAV4 PHVの航続距離は1300km以上。これはバッテリーに充電された電力によるEV航続距離の95kmを含んだデータなので、裏を返せばガソリンだけで1200kmは走行可能。つまり、RAV4 PHV はEVと違って足の長さに心配がないどころか、むしろ足の長さが自慢の電動車といっていいだろう。 PHVのもうひとつのメリットが、先にも述べたように外部から充電した電力で走行が可能なこと。この場合、エンジンは使わないので、EVとおなじように走行中はCO2を排出しない。いわゆる“ゼロエミッションカー”である。EV走行時の航続距離は前述のとおり95km。ちなみに、国交省などの調査によれば日本のユーザーのおよそ半数は1日に20~30kmしか走行しないので、95kmもあればほとんどのユーザーをカバーできる。この場合、こまめに充電しさえすればガソリンをまったく消費しないで済む。しかも、一般的にいって1kmあたりの燃料代としては電気のほうがガソリンよりも格段に安い。「EV走行は環境に優しいだけでなくおサイフにも優しい」とされる所以である。 つまり、一般的なハイブリッド車としても、先進的なEVとしても使えるのがPHVの最大の特徴なのである。いっぽうでPHVは、ハイブリッド車の10倍程度にもなる大容量バッテリーや外部充電器などを搭載しているため、一般的なハイブリッド車に比べて高価という弱点があるのも事実。そのわりにメリットがわかりづらいことから、「PHVは売りにくい」が定説となっていったのだ。

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