<私の恩人>亀田興毅 やっと、やっと“恩返し”できそうなところまできた!
恩人はオヤジ "べったり"だった
日本人として、初の3階級制覇を果たした、ボクシングWBA世界バンタム級チャンピオンの亀田興毅選手(26)。7月23日には、V7となる防衛戦も予定されていますが、三兄弟の長男としては、8月1日に行われる三男・和毅選手の初めての世界戦を、我がことのように心配する優しい一面もあります。以前は、その生意気な言動から、世間のバッシングも受けた“浪速乃闘拳”が語る恩人とは…。 かつてブレークした「電波少年」ケイコ先生の現在とは
2012年には長男も誕生
やっぱりと思われるかもしれませんが、オレにとっての恩人はオヤジ・亀田史郎です。親子でこんなん言うのは気恥ずかしい部分もあるんですけど、やっと、やっと“恩返し”ができそうなところまできたんです。 最初、オレが世界チャンピオンになって、次は二男の大毅がなりました。兄弟そろってのチャンピオンは日本初やったんですけど、三兄弟そろってというのは世界でも一例もない。それくらい難しいことですけど、オヤジにとっては、三男の和毅がチャンピオンになった日が、ホンマに喜べる日なんです。世界初やから云々ではなく、3人全員に、チャンピオンになった喜びを知ってもらいたいというのがオヤジの思いなので。 そんな中、8月1日に、和毅の初の世界戦が決まりました。今の日本では、日本王者か東洋太平洋王者になってからでないと世界戦が行えないというルールがあるので、フィリピン・セブ島まで行っての試合になるんですけど、あとは和毅が頑張ってくれると思います。 そもそも、オレは小学5年まで、オヤジと一緒の布団で寝てたんです。もっと正確に言うと、オヤジのお腹の上で寝とったんです。オヤジにベッタリです(笑)どこに行くのもオヤジとやったし。 オレとオヤジががっちり一緒にいたからか、大毅はオヤジ以外の人間と接することが多くなって、結果、人見知りのオレとは正反対に、大毅は誰とでも仲良くなれる性格になりました。和毅は、オレと大毅の両方を見て育ってるので、一番バランスがいいと思います。 兄弟と言っても、みんな性格もバラバラで、ぜんぜん違う。怒鳴りつけながらも、個性を見て、チャンピオンにまでしてくれたオヤジには、感謝しかありません。