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<埼玉西武だより>魔球・シンカーで9度の優勝に貢献 潮崎哲也、90年代後半の達成感を今の投手陣たちに

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埼玉新聞

 現在、パ・リーグ2連覇中の埼玉西武ライオンズ。これは1997、98年以来のことだ。当時、その中心にいた選手たちは、さまざまな巡り合わせを経て2軍監督、コーチ、スタッフ、職員となり、当時とは違う形で、ライオンズのために汗を流す。そんな彼らは今シーズン、あの時に達成できなかった3連覇、日本一を成し遂げるために何を思い、今の仕事に相対するのか。(埼玉西武ライオンズ広報部・田代裕大) 埼玉西武、レンガに名前を刻印できる権利販売 ドーム前広場に敷設「いつでもライオンズとともに」  90年代の黄金時代を鮮やかに彩ってきた背番号16。打者を困惑させる魔球・シンカーで9度の優勝に貢献した潮崎哲也は現在、球団本部編成グループディレクターとして3連覇を目指すチームの編成部門を担う。  そんな潮崎が投手陣の中でも中堅に差し掛かった97、98年の連覇。それは当時までに味わった5度の優勝とは、また一味違ったものだった。「90年代前半は役者がそろい過ぎていました(笑)。一方で後半は松井稼頭央(現・2軍監督)らが台頭してきた別のチーム。新しいライオンズで優勝した気分で、本当にうれしかった」と回想する。  97年は先発陣の中心として12勝7敗、98年は先発、中継ぎを行き来しながらも7勝5敗で2連覇に貢献した潮崎。98年は横浜に2連敗し迎えた日本シリーズ第3戦のマウンドを任された。「第1戦、2戦を見て横浜打線は『イメージと違う…』という印象でした」。横浜スタジアムのベンチ裏モニター前で果敢な“足攻め”を仕掛けてくる横浜に首を傾けた潮崎は急きょ、対策を練った。  場所を西武ドームに変えて挑んだ3戦目、潮崎はシーズン中は見せない高速クイックで走者をくぎ付けに。シンカーを効果的に散らして日本シリーズ初先発で勝利投手に輝いた。翌4戦も競り勝つも、その後、2連敗で日本一をさらわれたシリーズだった。  「高橋光成、今井、松本航…。今のライオンズの投手陣は当時のメンバーに比べて若い。伸び代しかないね。彼らが一皮むければ3連覇、日本一が見えてくると思う」。2018、19年は「打ち勝った」と言われるライオンズ。潮崎は97、98年に感じた達成感を、今の若手投手陣たちに味わってほしいと望んでいる。

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