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高校通算42発の捕手・中川 広島スカウト高評価「タイプでいうと会沢に近い」

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中日スポーツ

◇夏季愛知県高校野球大会(5日)

 1、2回戦が行われ、豊橋中央は延長10回、3―2で時習館にサヨナラ勝ち。プロ注目の3番・中川拓真捕手(3年)は無安打だったが、広島スカウトが高評価した。  サヨナラの瞬間は次打者席で迎えた。「最後は回ってこなかったですね」。中川が苦笑いを浮かべる。持ち味の打撃を披露したかった初戦は4打数無安打。「力が入ってしまって」と不完全燃焼を悔やんだが、「勝てたことがよかったです」とチームの勝利を喜んだ。  全国的には無名ながら潜在能力を秘めた強打の捕手だ。177センチ、86キロのがっちりとした体格。体がねじ切れんばかりのフルスイングが信条で「飛距離は誰にも負けない」と自負する。高校通算は42発。5月20日に自粛が明けてからの対外試合8試合で5本塁打を放ち「目標の数字」としていた同校OBでソフトバンクの谷川原の41本を上回っている。  守りでは落ち着いたリードでチームをけん引。この日も萩本監督から2度、投手交代を相談され「まだ大丈夫です」と回答。指揮官も「守りでは全幅の信頼を置いています」と話す。さらに遠投は110メートル。その強肩ぶりは中学3年のときに出場したジュニアオリンピックでも発揮。砲丸投げの選手として14メートル20を投げ全国6位。一時は「砲丸投げをやろうか迷った」というが、自慢の肩は二塁送球時、コンスタントに1・8秒台を計測する。  素材のよさはプロも認める。広島の松本スカウトは「まず体が大きいしその上、動ける。打撃もパンチ力がある」と評価。さらに「タイプでいうと会沢に近い」と広島不動の正捕手を引き合いに出した。  「自分はプロ一本でと思っている。上の世界に進むためにはホームランが必要になってくると思う」と中川。目標とするのは西武・森とソフトバンク・甲斐。チームのため、そして自らの夢を実現するために次はどでかい一発を放ってみせる。 ▼中川拓真(なかがわ・たくま)2002(平成14)年7月17日生まれ、愛知県豊橋市出身の17歳。177センチ、86キロ、右投げ右打ち。鷹丘小1年のとき鷹丘ホークスで野球を始めた。豊橋東陵中では東三河ボーイズに所属。豊橋中央高では1年秋から背番号2。2年秋には愛知県選抜として台湾遠征に参加した。高校通算42本塁打。遠投110メートル、50メートルは6.0秒。毎年開催される豊橋での中日の公式戦に足を運ぶ竜党で好きな選手はビシエド。

10回満塁で決着打 豊橋中央・近藤

 雨が降りしきる中での熱戦に終止符を打ったのは豊橋中央の2番・近藤大雅外野手(3年)の一振りだった。同点で迎えた延長10回1死満塁から白球を左中間へはじき返し、サヨナラ勝ちを演出。「気持ちで打ちました。なかなか点が入らない中で投手ががんばってくれていたので、ここで打たないとと思って打席に入りました」と興奮気味に振り返った。

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