お金が貯まるようになった3人の女性が「やめたこと」
コロナ禍の中で新しい1年が始まりました。景気や雇用の先行きが不安な今、「今年こそはお金を貯めよう!」と決意を新たにした方も多いと思います。 そこで今回は、ついついお金を使いすぎるタイプだったという3人の女性に話を聞いてみました。3人ともお金を貯めるためにやめたことがあるようです。今年こそは、と思う方はぜひ参考にしてみてくださいね。
キャッシュカードとクレジットカードを持ち歩くのをやめた
「どうしてもお金が貯められるようになりたくて、キャッシュカードとクレジットカードを自宅保管することにした」と教えてくれたのは、医療機関で働く20代のAさんです。 「浪費癖を自覚していたけれど、なかなかやめられなかった。なんとか直したいと思って姉に相談したら、『じゃあ家にキャッシュカードもクレジットカードも置いていけば?』と言われた。財布には最低限の1万円を入れておいて、1週間をそれでやり過ごす。週の初めにまた1万円を補充。残っていれば繰り越し、という生活をするようになった」と言います。 これはAさんにとって効果テキメンで、自分でも驚くほど無駄遣いがなくなったのだそう。「荒療治だけど、すぐにお金がおろせない状況に身を置くとさすがに慎重になる。クレジットカードも使う回数が減って、カードの利用明細を見て『こんなに使ったっけ?』ということも今は全くない。最初はおっかなびっくりだったけれど、家と職場も歩いて2駅だから最悪歩いて帰れると考えたら怖くなくなった」と笑って話してくれました。
財布に5,000円以上入れるのをやめた
次は現金派のケースで、「お金をつい使いすぎてしまうのは、財布にお金が入っているからだと気づいた」と話すIT企業勤務の30代、Bさんです。 「以前は、月初に一括で4万円をおろして財布に入れていた。でも、財布にお金が入っているとなんだか気持ちが大きくなってしまう。いつもお給料日前には『あれ? お金がない!』という状況に陥っていた」のだそう。 「ATM手数料を気にして一括でおろしていたけれど、それよりも問題は使いすぎてしまうことだと反省。最初の頃は、お給料日に4万円おろして、そのうち3万円を封筒に入れて保管し、1万円を財布に入れていた。でもそうすると家にお金があるから、とやはり気が大きくなってしまうのは変わらなかった」と続けるBさん。 「だから月3回までATM手数料がかからないネット銀行に切り替えて、毎週5,000円をおろすようにした。基本はATM手数料がかからない平日の日中におろしにいって、どうしてもそれができないときは月3回までのATM手数料無料を活用。今のところそれでうまくいっている」とのことでした。 Bさんは、ATMから引き出して現金を手にすることで「このお金を大切に使ってやりくりしなければ」という意識になるのだとか。現金で管理をしようとするときには、こうした方法も一つの手ですね。