前田日明もビックリ「この子がWWEに?」小さな体で手にした女子プロレス大賞…Sareeeが明かす“14歳の原点”「浜口京子さんが教えてくれた」
デビュー戦の相手と再戦「ここで里村明衣子を超える」
必死に練習を重ねたSareeeは2011年4月、里村明衣子戦でデビューした。その後の活躍は先に記した通りだ。 「13年前は15歳で、まだ全然でしたから」 来年1月23日、Sareeeは自身がプロデュースする新宿FACEの興行で里村とシングルマッチを戦う。来春の引退を発表している里村に残された時間は少ない。 「限られた時間の中で誰もが里村選手と戦いたいときに、受けていただいてほっとしました。よかった、やらなきゃ、という思いです」 里村から届いたメッセージは「今の里村を体感してもらいたい。トップ同士の戦い」。そう言ってもらえたことがうれしかった。 「里村さんと過去に3回シングルで戦っています。4回目がNXT・UKでタイトルに挑戦することが決まっていたんですが、突然、対戦がなくなってしまって悔しい思いをした。だから1勝2敗、次でイーブンにします。私がプロデュースする大会で、里村さんのプロレス道にこの戦いを刻みたい。ここで里村明衣子を超える。3度目の対戦は勢いだけで勝つことができた。今回はまたそれとも違うと思います」 里村戦はSareeeのプロレスを語るうえで、ぜひとも見ておきたいものだ。チケットはあっという間に完売してしまったが、見逃せない一戦になるだろう。
「ベテランがベルトを巻いたらつまらないでしょう」
直近の12月13日には、王者・Sareeeと挑戦者・高橋奈七永によるマリーゴールドのワールド王座戦がスケジュールされている。9月のマリーゴールドのリーグ戦では、ビンタを張り合ったが時間切れの引き分けだった。 ワールド王座の赤いベルトは7月にジュリアと戦って巻いたものだ。高橋となら「バチバチの戦い」を見せられるとSareeeは思っていた。だが、前哨戦のタッグマッチでSareeeの放った裏投げで高橋が負傷したことで、SNSでかなりのバッシングを受けた。タイトル戦は11月14日に決まっていたが、延期されて12月13日に変更になった。 「引退を見据えてリングに上がっているベテランがベルト巻いたら、そんなのつまんないでしょう。マリーゴールドの未来も、女子プロレスの未来もなくなっちゃう。裏投げでケガしたんで、今度の試合では裏投げは使わないでもいいかなと思いました」 12月27日には、もう一つ保持しているSEAdLINNNGの王座戦で野崎渚の挑戦を受ける。さらに新年を迎えると、1月3日、マリーゴールドで林下詩美との試合が待っている。これはほぼ間違いなくワールド王座の防衛戦になるだろう。 「詩美はスターダムでは結果は出してきたけど、マリーゴールドに来てからはどうなのかな。ああいう性格なのかもしれない。でも、プロレスラーとしては違うんじゃないのと思う。私とは真逆な感じがします。ウナギ・サヤカとの真逆じゃなくて(笑)。わかります? そこには詩美の良さがあるとも思いますけど」 根っからの負けず嫌いで、幼少期から7つ上の姉とよく取っ組み合いのケンカをした。10月24日にマリーゴールドで行われたボジラとのワールド王座戦。この試合は、女版の猪木vsアンドレとか、猪木vsベイダーと称賛された。だが観客席にいた姉は、妹のSareeeがボジラに場外でやられて血を流している姿にむかついて「私が行こうかと思った」という。妹のピンチとなれば姉妹愛が顔を出す。もし姉が乱入していたら、さすがにボジラも戸惑ったことだろう。
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