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1つの欲求のために99は妥協…ラクで豊かに生きる働き方とは

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お金は大切で、よりよい人生を生きるための1つのツールといえる。しかし、令和の時代は、なんでもあり。本連載では、プロ奢ラレヤー氏の“奢られ”て食い扶持を稼ぐという「新しい生き方」を紹介する。誰しも真似できる生き方ではなく、賛否両論もあるかもしれない。しかし、彼の生き方を知っていることで、いつか人生に躓いたときに「なんとかなるか」と肩の力を抜いて前を向ける、かもしれない。本連載は、Twitterを介して他人に奢られて生きるプロ奢ラレヤー氏の著書『プロ奢ラレヤーのあきらめ戦略』(祥伝社)から一部を抜粋した原稿です。

「なんとなく苦手」を払拭…嫌なことを具現化するには

突然ですが、よくお悩み相談とかで「恋愛がうまくいかないんですけど、どうしたらいいですか?」みたいな質問ってあるじゃないですか。ああいう質問を聞いたとき、あなたはどう感じますか? 正直、僕の場合は、「そもそも、『恋愛』ってどういう状態のことを指してるの?」「あなたにとって、どうなったら『恋愛が成功してる』って言える状況なの?」って真っ先に思います。 というのも、自分にとっての「恋愛」がはっきりしていないのに、「恋愛」の悩みが解決されるわけがないから。 他にも、「英語がわからないんですけど、どうしたらいいですか?」っていうのも同じ種類の話だったりするんですけど、「じゃあ、英語の何がわからないの?」って聞くと「いや、わからないことがわからなくて……」みたいなパターンの人が結構多いんですよね。もう迷子なんですよ。 でも実際は、テストに出てくるレベルの英語の文章って、書いてある内容そのものは意外と大したことなかったりもするじゃないですか。よっぽど現代文の試験に出てくる日本語の文章のほうが、内容だけなら小難しかったりしますよね? なのに、英単語がわからないのか、英文法がわからないのか、リスニングができないのか、食わず嫌いなのか……みたいな「わからない」の中身を漠然とさせたままで放置しているから、内容的には幼稚園児でも理解できるような簡単な話でも、複雑に感じてしまうのです。 そして結局、この「英語がわからない」の例って人生も一緒なんです。「お金で困ってる」「仕事がしんどい」みたいに言ってるときの「お金」とか「仕事」が自分なりにどういう解釈なのかを説明できない人って、イコール「自分で自分の言ってる言葉の意味さえわかっていない」状態なのです。そんな状態じゃ「お金」とか「仕事」の状況を好転させられるわけがないんですよ。 でも、勘違いしてほしくないのは、僕は別にそれをバカにしているわけじゃなくて、笑い話にしているわけでもなくて、「自分で自分の言ってる言葉の意味さえわかっていない」状態って、結構普通にあることなんですよね。そんな人はたくさんいるんですよ。 実際僕も、「よく使ってるこの単語って、どういう意味で使ってるんだろう?」とか我に返って思うときがあるんで。 ただ、だからこそ曖昧さに気づいたときには放置するのではなくて、自覚して具体化しておくと、だんだん自分自身への理解をクリアにすることができます。 「お金で困ってる」と思ったなら、そこでちょっと意識を向ければ、「あー、自分は預金残高が10万円を切ったら、お金に困ってる不安感を覚えるんだな」とかわかるし、「仕事がしんどい」だって、ちょっと分析すれば「Aさんとの仕事はストレスがないけど、Bさんとの仕事はコミュニケーションがうまくいかないからしんどく感じるんだな」的なことがクリアになってくるんですよね。 その辺への意識を持つことを習慣化できてくると、無意識のうちに惰性(だせい)でやっていた楽しくないことを選択しなくなるし、自分の好き嫌いとかがはっきりするので、自然と行動が変わってくるはずです。 欲しいものリストでナンバーワンが見つかっていなかった人は、見つけるために役立つし、ナンバーワンが見つかっていた人でも、そこに含まれていた誤差に気づいて、より純度の高い自分の欲求に近づくことができるでしょう。

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