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戦争体験「継承必要」8割 どう学び伝えるか OTV・琉球新報・JX意識調査

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沖縄テレビOTV

23日の「慰霊の日」を前に沖縄テレビや琉球新報社などが実施した沖縄県民意識調査で戦争体験の継承は「必要」という回答が8割を占めた。専門家は戦争体験者が少なくなる中で戦争を経験していない世代が沖縄戦をどう学び伝えていくかがいま問われていると話す。 県民意識調査は沖縄テレビと琉球新報社、JX通信社が合同で実施。この中で戦争体験の継承について「もっと戦争体験を語り継ぐべきだ」との回答は63%で「現在の程度で語り継げばよい」とあわせると85%だった。 また継承には「学校現場での取り組み」を求める回答が43%と半数近くに上り、「戦争体験者やその継承者による語り継ぎ」は21%だった。沖縄戦を研究する吉浜忍さんは従来型の継承ができなくなっている現状の表れだと指摘する。 県史編集委員会吉浜忍会長「体験者を呼んで講話させる話をさせる事が出来なくなりますから、学校現場でどういう平和教育をすべきなのかという。これもしっかり議論して身近な地域も戦場だったよという証言や記録がありますから、それをどういう風に子供たちに教えるか」 吉浜さんは戦跡の重要性が高まっているとして首里城の地下にある日本軍の第32軍司令部壕の公開を求める回答が多数を占めたことを例に挙げる。調査では「公開すべき」との回答が74%に上った。 吉浜忍会長「体験者の減少による沖縄戦継承の危機感の表れではないかなと思います。司令部壕も継承の大事な場所であるんじゃないかという県民の意識がこの数字に反映されたんじゃないかと思います」 県は壕内に危険個所が多いとして公開には否定的で吉浜さんはこうした姿勢に疑問を呈す。「安全性がどうのこうのいう前にきちんとした調査をしてほしい。追悼式の場所とかの件でも県の平和行政が後退しているんじゃないかなと感じます。悩みや困難性は大きいと思うけれど、そのプロセスを示しながらやってほしいなと思いますね」 戦後75年を迎えるにあたり戦争の記憶をどう継承していくか私たちにできる事とは。「非体験世代がどういう風に沖縄戦を学んで伝えていくか。この非体験世代の学びに期待したい。そしてその人たちがたくさんでること。これが絶対に必要じゃないかと思います」

沖縄テレビ

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