親を思う”気持ち”が嬉しい…失敗続きの親孝行を描いた実録漫画に反響「きっとお母さんは喜んでますよ」
最近ひそかに“親孝行キャンペーン”を行っているという漫画がインスタグラムに投稿され話題に。作者のmomoさんは、「お母さんの好きなことを一緒にするのが一番の親孝行だ」とやりたいことを聞き出し、本格カレーを食べに行ったり、流行りの映画『テネット』を観たりと一緒の時間を楽しんでいた。しかし結果的に娘のmomoさんだけ、カレーは辛すぎて食べられず、映画の内容も難しすぎて母と感想を共有できず…という残念な展開に。親への気持ちを行動で示すのは照れ臭い部分もあるだろうが、momoさんにはどんな思いがあったのか話を聞いた。 【漫画】失敗続きでも”親を思う気持ち”がうれしい?…「やっちまった 親孝行」 ■「私にとって母は“永遠に追いつけない理想像”」 ――親孝行のエピソードには、「その”気持ち”が嬉しいんですよ」「きっとお母さんは喜んでると思いますよ」と、おそらく親の立場である方からのコメントも。あらためて漫画に寄せられた感想を見て、どう感じましたか? 【momoさん】「母が喜ぶことを一緒に楽しもう」と思っていたのにことごとく失敗し、むしろ申し訳ないことをしたと思っていたのですが、読者の方から「その気持ちがお母さんは嬉しかったと思いますよ」と言っていただけたのが嬉しかったです! 私は子どもがいないので、お父さん、お母さんからの意見や感想はとても新鮮です。いろんな視点からのコメントがいただけるのはSNSの良いところだなと思います。 ――お母さまとの関係性、とても素敵だと感じました。ももさんにとって、「お母さん」はどのような存在ですか? 【momoさん】ありがとうございます! 私にとって母は、「永遠に追いつけない理想像」ですね。とにかく私の母は強いんです! 自分の信念を決して曲げなくて、人と違うことや笑われることを一切気に留めず、突き進む人。まぁよく寝坊したり遅刻したり、ダメなところもあるんですけど(笑)、そういう母の強さにすごく憧れています。 ――これまでお母様との思い出で、最も記憶に残っているものは? 漫画になっているものもあれば、合わせてお聞かせください。 【momoさん】母との思い出…ブログで描いた長期連載漫画「自分の人生が嫌いでした。」のなかで少し触れたのですが、私の受験勉強をなぜか母が一緒にやってくれたことが一番強く記憶に残っています。英語の受験勉強がなかなかうまくいかずに悩んでいた時、「私も勉強するから一緒にやろう」と、毎晩毎晩、家事を終えた後で一緒に英語のCDを聞きながら隣で勉強してくれたんです。弟と妹もいて、忙しいだろうに、毎日時間を作ってくれたことが申し訳なくて、でも嬉しくて、ありがたかったです。一生忘れられない思い出です。