【解説】寝起き時は口に“便の10倍”の細菌が…就寝中に爆発的増加で「寝起きの1杯」が危険!?糖尿病や心筋梗塞などのリスク…対策は「は・み・が・き」
寝起きの水分摂取が、健康に及ぼす影響が注目されている。寝起きの口内には便の約10倍の細菌が存在し、それを水分とともに飲み込むことで、糖尿病や心筋梗塞のリスクが高まる可能性がある。朝起きたらうがいをすることや、マウスウォッシュによる口腔ケアが推奨されている。 【画像】細菌を増やさない為に大事なケア「は・み・が・き」の4項目をチェックする
糖尿病や心筋梗塞などに影響も…朝の口腔ケアの重要性
朝、起きたばかりの口の中は細菌だらけのため、すぐに水分を摂ることで菌が腸に入ってしまい、健康を脅かす病気につながる可能性がある。 埼玉・草加市の会社で行われていたのは、従業員向けの健康セミナーで、マウスウォッシュのリステリンを販売する企業が行っている活動の一環だ。 Kenvue・廣瀬絵麻さん: お口の健康だけじゃなくて、全身の健康にもつながっています。 遠藤玲子キャスター: セミナーの中でみなさんが驚いていたのが、その場で採取した口の中の細菌「口腔内細菌」の映像です。この細菌は、唾液の量が減る夜間、寝ている間に爆発的に増えるといいます。そして、その細菌が腸に届くと糖尿病を始め、心筋梗塞など様々な病気に影響を及ぼすという研究報告もあるというのです。 セミナー参加者: 菌が直接的に何かしらの病気につながるって考えると、日頃のケアが大切なのかなと。 セミナー参加者: ここまでこんなに菌がいて、それが体の中までいってしまうと色々な病気のもとになるって、あまり考えたことがなかったです。 遠藤キャスター: 朝起きた時の口の中の菌の数は、実は便よりも細菌が多いそうです。つむぎ歯科クリニック桐生賢太院長によると、1gあたりで比較した場合、寝起きの歯垢の細菌は便の10倍も存在すると言われているそうです。そうなると、朝の寝起きの1杯には注意が必要ですが、みなさんやってしまいがちですよね。 40代: 朝起きて、ご飯食べます。 40代: 朝起きて、水飲んで食事の準備して、ご飯食べてから歯磨いたりとか顔洗ったりとか。 武蔵新田駅前歯科・口腔外科・青木大志院長: 夜寝てる間に細菌が繁殖しやすくなるので、お口の中の細菌を一緒に飲んでしまうのは良くないかもしれないですね。腸内細菌の環境が変わってしまう恐れがあります。