【弥彦競輪・GⅠ寬仁親王牌】山田庸平―荒井崇博は準決敗退 GⅠでの九州勢は4大会連続
<19日・弥彦競輪・3日目> <九州王国 再興へ> 準決10R、九州勢で勝ち上がっていた山田庸平―荒井崇博は、見せ場をつくれないまま8着、7着に敗れた。5月ダービー、6月宮杯、8月オールスター、そして10月親王牌と、季節は移っても九州勢男子に春は来ない。2月の全日本選抜で山田英明が決勝に乗って以来、GⅠ4大会連続で九州地区からのファイナリストは出なかった。9月のGⅡ共同通信社杯決勝では山崎賢人―北津留翼―荒井崇博で連係し、5年ぶりのビッグVを予感させたが、すぐに厳しい戦いに逆戻りした。 昨年は地区プロが、この大会(10月19~22日)の直前の10月16日に組まれていた。親王牌出場組がGⅠへ向けて仕上げる中での自転車競技大会。カーボンフレームで戦う地区プロに照準を合わせられず、松本秀之介、園田匠、中本匠栄らビッグ常連が全プロ出場権を逃した。例外は多々あるものの全プロ出場がこの大会出場につながる基本的な条件。今年の苦戦は、昨年の時点で予想できた面もある。なお今年の九州地区プロは、11月27日、熊本競輪場で行われる。 今年、残るGⅠは競輪祭のみ。小倉ではもう、惨敗を繰り返せない。