鹿児島県 古仁屋高校 職業理解進路ガイダンス 就職・進学へ「将来像」描く
瀬戸内町の古仁屋高校(米澤瑞代校長)で12日、1・2年生(生徒72人)を対象とした「職業理解進路ガイダンス」があった。生徒たちが希望する職業別講座を教室ごとで開講。各職業を具体的にイメージできる体験型講義を通し、就職や進学に向けた将来像を描いた。 同ガイダンスは大学や短大、専門学校など上級学校の講師を招く「職業体験型」講座。1・2年生を対象に進路意識の高揚を図り、職業ごとの理解や興味を深め、進路選択に生かすことが目的。 今年度は「建築・土木」「理容・美容」「動物」「栄養」「歯科衛生士」など16分野にわたる多岐な職業別講座を開講。鹿児島や福岡、沖縄などの専門学校11校、大学・短大4校が参加。「警察」講座は鹿児島県警が担当した。 「公務員」講座では、鹿児島市の専門学校グループが受け持ち、国家公務員と地方公務員の違いやさまざまな職種を紹介。生涯収入など待遇面を伝えたほか、生徒たちは試験科目「判断推理」に挑戦。採用に至る「道のり」の一つを体験し、職業への理解を深めた。 この日、生徒たちは1人2講座を選択。「公務員」「教員」に参加した2年の栄凜子さん(17)は「町のために頑張っている役場など、地方公務員が希望する職業の一つ。公務員にも多くの種類があることを知れて、職業選択の視野が広がった」と話した。