睡眠を2時間減らすと、肌はどうなる!?
何気なく積み重ねている睡眠不足。肌への驚きの影響を仏版「エル」がレポート!
毎日2時間、睡眠時間を削るとどうなる?
「デイリーメール」のエディターは、睡眠不足が体にもたらす影響を調べてみることに。そこで、睡眠のバロメーターが一番分かりやすいパーツ、顔の変化や経過を追ってみることにした。たった一晩の睡眠不足であってもクマなどの影響が現れやすいからだ。 方法はいたって簡単。睡眠時間を1週間、8時間から6時間に減らすというもの。2時間睡眠を削ることで肌にどんな変化がもたらされるか、7つのチェック項目を設けて観察した。
実験の結果をチェック
挑戦したのは46歳のサラ。肌の調査はロンドンにある「Sleep School」が経過を追った。サラはこう振り返る。 「2時間睡眠を削っただけで、私の肌はとんでもないことになったわ。顔つきは明らかに疲れているし、輪郭もぼやけているみたい。肌は輝きを失って遠くから見ても広範囲で毛穴が開ききっているのが分かるほどよ」 「もちろん、クマも出ているから目も開いていない印象ね。実年齢よりも年上に見えるのは否定できないわね……」
隠れジミも出現
睡眠生理学者で「Sleep School」の創始者であるメドウズ博士は こう分析する。 「今回の結果からもわかるとおり、睡眠は体の回復において重要な役割をもっています。年齢を感じさせない生きいきとした肌はもちろん、体の老化への関連性も確認されはじめています」 サラ自身もまた、予想以上の結果に驚きを隠せないようだ。 「結果によると、たった5日間で毛穴の大きさが2倍になり、赤みが50%も増えたそう。さらに、新たなシミがあごに出現したわ。髪の調子もさえないわね」
ドミノ倒しのように肌不調が深刻化!?
普段、サラの肌を診ている皮膚科医もこうつけ加えた。 「睡眠不足は、不調の連鎖反応を引き起こします。その原因は、ストレスホルモンといわれるコルチゾールによるもの」 「コルチゾールが分泌されることで、まず皮脂バランスが崩れ、毛穴に影響が出てきます。さらに、肌の輝きが失われることでクマやほうれい線、シワ、シミ、目元の腫れなどがより強調されることになるのです」 肌、そして健康のためにも、今夜からは早寝を習慣にしてみよう! Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI