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坂本弁護士一家へ鎮魂の祈り 魚津、遺体発見から25年

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北日本新聞

 1989年にオウム真理教の幹部らに殺害された坂本堤弁護士=当時(33)=の妻、都子(さとこ)さん=当時(29)=の遺体が富山県魚津市で見つかって6日で25年になるのを前に、地元有志と堤さんの同僚弁護士ら計約10人が5日、同市三ケの慰霊碑に献花し、坂本さん一家3人に鎮魂の祈りをささげた。  都子さんの遺体は95年9月6日、魚津市の僧ケ岳西側の林道付近で見つかった。同日に堤さんの遺体が新潟県上越市で、4日後に長男龍彦(たつひこ)ちゃん=当時(1)=の遺体が長野県大町市で発見された。  3カ所で毎年、関係者が慰霊しているが、今年は新型コロナウイルスの影響で来訪を控える人が増えた。魚津でも6、7月に弁護士や音楽家らが訪問する予定だったが、中止となった。  この日は、少数の地元有志の慰霊碑の清掃と献花に合わせ、堤さんの先輩で2年半、共に働いた小島周一さん(64)=横浜市=が個人的に訪問。地元有志の合唱団「SATOKO」の歌のCDが流れる中、都子さんメモリアル愛とヒューマンのコンサート実行委員長の小熊清史さん(72)=魚津市村木町=と人権団体・日本国民救援会新川支部会員らが花を供えた。

 小島さんは「事件を知らない若手弁護士が増えた。今の社会が当時と変わったかどうか考え続けなくてはいけない」、小熊さんは「語り継いでいくって難しい。それでも何らかの形で伝えたい」と語った。  小熊さんの呼び掛けで、今年から慰霊碑の清掃を行うことになった日本国民救援会の小林哲夫新川支部長(72)=滑川市=は堤さんと同じ高校の卒業生。「縁を感じる。コロナで寂しい献花となったが、事件があったことを伝えていく一助になりたい」と話した。

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