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大戸屋、瀬戸際の自主再建 TOB成立、全役員に刷新圧力

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時事通信

 定食チェーン、大戸屋ホールディングスの自主再建の道が閉ざされる瀬戸際にある。焼き肉の「牛角」などを運営する外食大手コロワイドによる敵対的TOB(株式公開買い付け)が9日成立。約47%の株式を握られ、取締役11人全員の刷新を要求された。返答期限の15日まで残り時間は少ない。  2019年秋にコロワイドが筆頭株主となって以降、反発する大戸屋は第三者との連携を模索してきた。食材宅配のオイシックス・ラ・大地と8月に業務提携。ほかにも「数社がTOB不成立を条件に出資に興味を示していた」(関係者)という。  しかし、新型コロナウイルス流行で客数減に苦しむ外食業界では資金に余裕のある企業は少ない。結局、新たな大株主として買収を阻止する「ホワイトナイト(白馬の騎士)」は現れなかった。大戸屋は第三者割当増資でコロワイドの持ち株比率を下げる可能性を探っているが、コロワイドから差し止め請求を受ける公算が大きい。大戸屋関係者は「無策過ぎた」とつぶやいた。  コロワイドは全取締役解任要求のほかに、大戸屋に一部取締役の留任を認める案も示している。ただ、この場合でも窪田健一社長は取締役候補に入っていない。経営方針の大転換を懸念し、退社をほのめかす従業員も少なくないという。大戸屋は15日にも臨時取締役会を開き、今後の方針を決める見通しだ。 

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