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白内障の怖さ…5年前と比べたら「格段に見えない」という真実

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白内障とは、加齢によって目の中でカメラのレンズのような役割を担う水晶体が白く濁り、視力が低下する病気です。60代で約半数、80代に至ってはほぼ全員が、程度の差こそあれ白内障にかかります。高齢化に伴い、今や「目の国民病」と言っても過言ではないこの病気について、眼科専門医が症状と治療法を平易に解説します。※本記事は『図解 白内障かなと思ったら読む本』(幻冬舎MC)から抜粋・再編集したものです。

白内障は「水晶体のタンパク質の劣化」で起こる

ものを見るのになくてはならない水晶体。できれば一生劣化しないでいてほしいものですが、残念ながらそうはいきません。 私は患者さんによく、「白内障は白髪と似たようなものです」とお話しします。誰でも歳をとれば白髪は生えてきますし、年齢とともに増えていくのが普通です。 水晶体も歳をとることで、主成分のタンパク質は劣化していきます。劣化というのは嫌な響きですが、そもそも私たちの体は30歳ごろが成熟のピークとされ、それ以降は緩やかに加齢による変化をたどっていくのが普通です。おおむね50代以降、「まぶしい・かすむ・だぶる」といった変化を自覚する人が増えていきます。 誰もが通る道なので、白内障を必要以上に恐れることはありません。それよりも、白内障にかかったあとの人生を、よりよく送るためにはどうしたらいいかを考えていただきたいのです。

80歳以上の人は、ほぼ100%が白内障!?

白内障は誰でも起こる病気、と言いました。実際にどのくらいの人が白内障にかかっているのでしょうか。 国内では、眼科を受診し白内障と診断された人の割合は、年代別に、50歳代で37~54%、60歳代で66~83%、70歳代で84~97%、80歳以上では100%、との報告があります。80歳を過ぎると白内障でない人を見つけるのが難しいのです。 高齢化社会の日本では今やまだまだ若いといえる50代でも、受診者のうち4~5割の人が白内障と診断されているのです。 ここには、眼科を受診していない人は含まれていません。その中には、見えにくさを感じていてもやり過ごしている人が少なからず含まれると思われます。それを考慮すれば実際には、白内障にかかっている人の割合はここで出ている数値よりもっと高いのではないか、と推察されます。

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