Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

MOMATコレクション展とファッション。

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
Casa BRUTUS.com

皇居を目の前にした〈東京国立近代美術館(MOMAT)〉の魅力は、趣向を凝らした展示の構成力と作家と作品への審美眼。今回、「ON VIEWING」をテーマにファッション撮影を行なったのは、2月から開催されていた所蔵作品展『MOMATコレクション』。残念ながら会期の半分以上は閉館していたが、6月16日から作品の一部を入れ替えた今期『MOMATコレクション』がスタートした。ぜひ〈東京国立近代美術館〉まで足を運んでみよう。 萬鉄五郎の《裸体美人》(1912年 )は、大正期の日本洋画を代表する作家による、東京美術学校(現・東京藝術大学)の卒業制作にして傑作。裸の新妻をゴッホばりの屋外風景に取り合わせた。 4階にある展望休憩室〈眺めのよい部屋〉は、皇居、丸の内の美しい風景を楽しめる。鑑賞に疲れたらひと休みしよう。

植物などの身近なものをアイデアソースにしながらも、ユニークで謎めいた作品を生み出した北脇昇。ペールトーンの色合いが実に美しいこれらの作品をはじめ、10月25日まで延長された『北脇昇 一粒の種に宇宙を視る』展では、約40点の作品を展示している。 ワシリー・カンディンスキーの《全体》(1940年)は、〈東京国立近代美術館〉が所蔵する名作の一つ。抽象絵画の先駆者、カンディンスキーが晩年に描いたもので、バウハウスで教鞭も執った彼の本作をはじめ、バウハウスから生まれた作品も所蔵されている。

暗がりに浮かび上がる屏風は日本画の巨匠、川合玉堂の名作《行く春》。桜の舞い散る埼玉・長瀞(ながとろ)の春の風景が実に繊細かつ写実的に描かれている。 アントニー・ゴームリーの《反映/思索》は、2階テラスのガラスを挟み、作家本人から型を抜いた2体を向き合わせて配置。実像を反映した虚像を意味するのか、作家の思索すらも考えさせられる作品だ。 荻原守衛のブロンズ作品《文覚》は、作家が恋した新宿の菓子舗〈中村屋〉の女主人、相馬黒光が鎌倉成就院にある文覚の木彫の話をしたことに刺激を受け、制作したものだという。明治の終わりの恋心から生まれた作品。

photo_Seishi Shirakawa fashion director_Akio Hasegawa , edit&...

【関連記事】