「福島知財活用」特許庁が紹介 1月18日オンラインで
特許庁が進める「福島知財活用プロジェクト」の成果報告会は来年一月十八日午後一時半からオンラインで開かれる。二つのパネルディスカッションを通し、知財を活用した事業創出や販路拡大のポイントなどについて実例をもとに紹介する。定員百人。参加無料。 パネルディスカッションは二部構成で、開発や商品化、知財活用に携わった関係者がどのようにして事業を創出したかを披露する。 Ⅰ部は「小学生が発明し特許を取得した『ドライヘルパー』商品化の秘話」がテーマで、会津美里町の関本創君(高田小六年)が発明し、百円ショップ大手のキャンドゥ(本社・東京)が全国で販売する「ドライヘルパー」について説明する。 Ⅱ部は「伝統的工芸品を応用したプロスポーツ応援グッズ開発の秘話」がテーマ。アサヒ研創(郡山)が県伝統的工芸品「海老根伝統的手漉(てすき)和紙」を使用し、プロバスケットボールチーム「福島ファイヤーボンズ」のグッズとして商品化した「応援うちわ」について解説する。いずれも特許庁のビジネスプロデューサー派遣事業で支援を受け実現した。
報告会では、特許庁が三年にわたり県内で展開してきたプロジェクト、県が県内の知財活用の取り組みについても紹介する。 聴講希望者は事前予約が必要で、専用のQRコードからアクセスし、申し込みフォームに必要事項を記入する。