「ローカル5G」で遠隔授業 椎葉村と宮崎市の小学校
椎葉村で19日、新たな通信インフラとして期待される「ローカル5G」と既存の通信網を併用したオンライン授業実験があった。村内5小学校と交流拠点施設「Katerie(かてりえ)」、宮崎市の宮崎大付属小を結び、児童は画面越しに授業の研究成果を発表。ローカル5Gを活用して地域課題解決を目指す県の事業の一環で、遠距離で複数規格の通信網を使う実験は全国でも珍しいという。 ローカル5Gは携帯電話などに使われる第5世代(5G)通信規格のうち、建物内など範囲を限定して利用する通信網で、高速大容量のデータ通信が可能になる。 実験では、ローカル5Gの基地局を「かてりえ」に設置し、村内の小学校には、それぞれ異なる通信規格の基地局を配置。各校の児童らはタブレット端末やスマホを通して、地域学習などの研究成果を発表し合った。