刑務官殴りけが負わせる 傷害容疑で男性受刑者書類送検、三重刑務所
【津】刑務官の顔を殴るなどしてけがをさせたとして、三重刑務所は25日、傷害の疑いで、20代の男性受刑者を書類送検した。 送検容疑は6月18日午後1時ごろ、津市修成町の同所炊事工場で、30代男性刑務官の頭をアルミ製バインダーで殴るなどし、前歯が欠けるなど全治約3週間のけがをさせた疑い。 同所によると、受刑者は容疑を認めている。刑務官から注意を受けることに以前から不満を抱き、炊事工場にあったバインダーで殴ったという。 井上済所長は「このような事件が発生したことは遺憾。今後も施設内の犯罪行為には厳正に対処する。同種事件が発生しないよう、規律や秩序を維持した施設運営に努める」とコメントした。