期日前投票が前回の約3倍に “保守分裂”と新型コロナ影響か 岐阜県知事選
自民党の支援が現職と新人に分かれ、54年ぶりに保守分裂選挙となった岐阜県知事選挙で、11日までの期日前と不在者投票者数が、前回知事選の同期間と比べ2.88倍に増えていることがわかりました。 岐阜県選挙管理委員会によりますと、告示日翌日の8日から11日までの4日間で、4万503人が投票し、前回知事選の同期間(1万4047人)と比べ2.88倍になりました。 有権者数の多い岐阜市は5117人で2.63倍、大垣市は4023人で2.48倍に増えました。 また、美濃加茂市は751人で12.11倍、高山市は2046人で6.24倍などとなっています。 岐阜県選挙管理委員会では新型コロナ対策として投票所の密を避けるため期日前投票を利用するよう呼びかけています。 県選管は「知事選への関心が高まっていることに加えて、コロナ禍で早めに投票を済ます有権者が多いのではないか」とみています。 前回の岐阜県知事選の投票率は36.39%で過去2番目の低さでしたが、54年ぶりに「保守分裂」となった今回は投票率にも注目が集まります。