【ボートレース】ペラの形をガラッと変えて石原光の成績が急上昇
◆ルーキーシリーズ第22戦スカパー!・JLC杯(12月14日、ボートレースびわこ4日目) 静岡支部でまた一人、若手が頭角を現した。 124期の石原光(28)は、準優勝戦進出へ2走6点がノルマで予選最終日を迎えた。前半6R5号艇では、1周目は3番手を走る成貞琳平から大きく離れての4番手。だが、2周2マークで鋭く差して前を詰め、最終1マークは全速つけまいで成貞に追い着きバックで並走。2マークは再び握って回るかと思われたが、成貞の内を見事な旋回でクルッと差して逆転の3着。あっさりと1走でノルマを達成した。 「出足やレース足、行き足がいいですね。レース足がいいから、成貞選手が張ってくるのが分かって、差しを狙ってうまくいった」とニンマリ。後半11Rは展開がなく4着だったが、予選10位で準優勝戦に臨む。 2019年5月に浜名湖でデビューして約5年半。これまで自身の期勝率は4.25が最高で、他は3点台が大半だった。しかし、「期替わりでペラの形をガラッと変えました。今までは伸びを求める調整をしていたけど、回転を上げる方向にして、レース足重視にして成績が上がった。こっちの方が僕に合ってますね」と、11月に入ると成績は急上昇。前節の宮島ではデビュー初優出(5着)を果たし、勝率も5.97(13日終了時)と大躍進している。 「目標の優出は達成したので、次は優勝です」。準優10Rは4号艇。スタートに集中し、高速旋回で2着以内を取り切り、まずはデビュー2回目の優出を決める。(早野 智之)
報知新聞社