三鷹の森ジブリ美術館「未来少年コナン」展、開催決定
東京・三鷹の森ジブリ美術館で5月28日(土)より、新企画展示「未来少年コナン」展を開催することが4日、発表された。宮崎駿監督の初監督作品である連続テレビアニメーションシリーズ『未来少年コナン』44年前の1978年4月4日が初放映だった。 宮崎監督の作品の特徴の一つに、"見終わったとき、前よりちょっぴり元気になっている自分がいる点"があげられる。想像力の産物がもたらした荒唐無稽な世界の中で、見ている自分が物語の主人公になりきり、思う存分に動き回った気分になる"漫画映画"こそが、宮崎監督の作品の原点であり、根本を成すもの。『未来少年コナン』には、その様相が最も強く表れた作品だ。 延べ13 時間におよぶ作品は、一本の映画のように作られた“底抜けに面白くて楽しいアニメーション作品”。今回の展示では、全26話の中に描かれた“漫画映画の魅力”を2つの展示室にて、ストーリーや登場する機械類、創作過程で描かれた設定資料やイメージボードなどを用いてひも解いていく。 ■『未来少年コナン』 放映期間:1978年4月4日~10月31日 放映局:NHK総合 話数:全26話 原作:アレグサンダー・ケイ「残された人びと」 最終戦争で地球は荒廃し、人類は絶滅の危機に…。20年後ようやく自然がよみがえってきた世界。「のこされ島」には、おじいとコナンが二人だけで暮らしていたが、ある日少女ラナが島に流れ着く。他にも人間が生きていることを知って喜ぶが、科学都市インダストリアの兵士たちがやってきて、ラナはさらわれてしまう。ラナを助けるため、コナンの大冒険が始まる…。