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大雨警戒の中...「密」を防ぐ避難所とは?“人数制限”や“家族ごとにテープで範囲区切る”各自治体で模索続く

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MBSニュース

6月11日、梅雨前線の影響で、近畿の中部や南部まで夜遅くにかけて非常に激しい雨が降る可能性があり警戒が必要です。新型コロナウイルスの第2波への警戒も必要な中、避難の方法も従来と変わってきています。

6月10日に梅雨入りした近畿地方。梅雨前線の影響で、特に南部では6月12日正午までの24時間に降る雨の量は250mmと予想されています。降り始めからの雨量が平年6月の1か月分に達する恐れがあり、土砂災害などに警戒が必要な状況です。 豪雨で水害が発生し、多くの住民が避難所に押し寄せれば、「3密」状態になると考えられます。クラスターが発生すれば、「避難所崩壊」も起きかねません。 避難所の運用の見直しが迫られる中、和歌山県新宮市は新型コロナ対策をすでに整えていました。6月11日に避難所となる施設を取材すると…

「(入り口で)職員が2名態勢でフェイスシールドとマスクと手袋をして応対して、まず検温と手指の消毒をしてもらって、マスクも配布する。検温して問題なければ避難してもらいます。」(新宮市防災対策課 上田紘大主事)

この避難所では「密」を防ぐため、部屋に入れるのは8人までとし、飛沫感染を防ぐ間仕切りも準備しています。また体調不良者には別の部屋を案内するということです。 「本日も避難所開設の可能性がありますので、万全な形で避難所運営できるようにしています。」(新宮市防災対策課 上田紘大主事)

内閣府は5月21日、避難所内での感染防止を図るため、各都道府県に通知を出しました。それによりますと、避難所となる体育館などでは、飛沫感染を防ぐため、一家族ごとにテープで区切り、家族間の距離は少なくとも1m以上あけることが望ましいとしています。

また、パーテーションで区切る際は出口から少なくとも1m以上あけた上で、大人が座った状態で口元より高いパーテーションを設置することが望ましいとしています。

大阪府の吉村洋文知事は6月3日、国の通知に基づいて避難所運営の指針を公表しました。感染防止のため、1人当たり4平方メートルを確保するなど、府独自の基準も設けました。 「大阪は新型コロナウイルスの感染者数が全国で2番目に多い自治体なので、率先してやっていく必要があり、今回(指針を)完成させた。」(大阪府 吉村洋文知事 6月3日)

ただ、感染を防ぐためにスペースを広くとることで、収容できる人数が大幅に減ると考えられます。専門家は、避難所以外の「分散避難」も考えておく必要があると指摘します。 「自宅にいたほうがいいのか、少し遠方の友達・親戚の所に避難した方がいいのか。普段のハザードマップを確認するというところから、事前の準備が始まってくると考えて頂いた方がいいと思います。」(人と防災未来センター 高岡誠子研究員)

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