妾の娘が母・義姉と同居するけどいびられない漫画 使い古しのハンカチのせいで予想外の圧を受ける話が優しい世界
母の死をきっかけに本家に引き取られた妾の娘が思ったより歓迎されてしまう漫画が、今度は母の形見のハンカチを巡って予想外の方向でひともんちゃく起こします。なんて平和な家庭なんだろう。 【画像】漫画を全ページ読む 母の死をきっかけに本家に引き取られた妾の娘でしたが、童話のようにひどい扱いを受けるどころか手厚くもてなされてしまった漫画の続編です。少女は続編でもまだ本家に遠慮がち。 本を読んでいた長女が紙で指を切ってしまいました。そこで慌ててハンカチを渡す少女。しかしそれは亡くなった母からもらったもので、古くてボロボロになっていました。 古いものを渡したことに「しまった」と思ったのもつかの間。長女は涙ぐみながら「アンタそれ形見じゃない! もっと大事にしなさいよ!!」と、すごい勢いで怒られてしまいました。怒られるポイントが思ってたのと違う……。次女に至っては「大事なハンカチをためらいなく差し出すなんて……優しい子」と、褒めてきます。 血液汚れは大根のおろし汁が効くという豆知識を得たものの、自分のために必死になる義姉たちに遠慮して「もう捨てなきゃって思ってたので」と言う少女。そこに義母が「うそおっしゃい」と、割り込んできました。 「そんなことを言って本当はご母堂との思い出が詰まったチーフは手元に置いておきたいでしょう」義母は少女のうそを見透かしていました。少女の大事にしているボロボロのハンカチ、それを義母は「私が飾り刺しゅうで生地の補強を施してやりましょう!! もちろんお前が嫌でなければですがね!!」本人の意志を尊重しつつ、圧倒的なまでの優しさを突きつけてきたのです。なんという気遣いの鬼……! あの童話とは大違い! 汚れを落としてもらうだけではなく、花柄刺しゅうにレースまで施されたハンカチが戻ってきて、めでたしめでたしです。口は悪く、圧も強い義母と義姉に囲まれた少女の漫画には「ほっこりできて幸せ」「この家族みんな優しくて」「最高の家族じゃないですか」などの感想により、リプ欄にも平和が訪れています。 Twitterではこれまでに「お嬢様」と呼んでしまいお姉様と呼ぶように叱られる漫画と、ひどい手荒れに対して「これはあなたが頑張って生きてきた証」といわれてハンドケアしてもらう漫画が投稿されています。また、comic POOLで『いびってこない義母と義姉』として連載も開始しました。 作者は漫画家のおつじさん。次女が豆知識を得たかもしれない単行本『通りがかりにワンポイントアドバイスしていくタイプのヤンキー』が4巻まで販売中です。 画像提供:おつじさん
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