丹精込めた菊130点鮮やか 福井・県護国神社で芸術展
福井県内の菊花愛好家でつくる福井秋芳会の第106回福井菊花芸術展(福井新聞社共催)が、福井市の福井県護国神社で開かれている。会員約20人から約130点が出品され、総合優勝の福井新聞社長賞に渡邊一郎さん(福井市)、総合優等賞の知事賞に田中勝美さん(同)が選ばれた。展示は11月2日まで。 大菊の7本仕立てや小菊の盆栽、鉢から手前に垂れ下がったように咲いた懸崖(けんがい)などが並び、白や赤、黄といった色とりどりの花が訪れた人の目を楽しませている。 今年は猛暑で開花が遅れるなどの影響が出て、栽培に苦労したという。会長は「会員が丹精を込めて育て上げた菊をぜひ見てほしい」と話していた。鉢植えの販売もある。