チームによっては主力級!? 中日の現役ドラフト注目選手(5)ドラゴンズの“目玉”になる…?
日本野球機構(NPB)は、12月9日に2024年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する見込み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれていない選手の新天地での活躍が期待される。ここでは、今年の現役ドラフト候補になり得る中日ドラゴンズの選手を紹介する。
鵜飼航丞
投打:右投右打 身長/体重:182cm/100kg 生年月日:1999年5月30日 経歴:中京大中京高 - 駒沢大 ドラフト:2021年ドラフト2位 クリーンアップ候補として将来を嘱望された鵜飼航丞。しかし、ここまでは本領を発揮できていない。 鵜飼は、中京大中京高で高校通算56本塁打を記録。駒沢大では4年時には指名打者部門でベストナインを受賞したほか、大学通算12本塁打を記録した。 ドラフト会議では、和製大砲の育成が急務となっていた中日ドラゴンズから2位で指名され、プロへの一歩を踏み出した。 プロ1年目から開幕一軍入りを果たし、3月30日のDeNA戦でプロ初ホームランを記録。幸先の良いスタートを切った一方、6月には9打席連続三振を喫するなど確実性が大きな課題に挙がった。 最終的な一軍成績は、59試合出場、打率.206、4本塁打、16打点となった。 飛躍を果たしたいプロ2年目だったが、同年は開幕二軍スタート。ファームでは73試合の出場で打率.287をマークしたが、一軍では41試合の出場で打率.143、3本塁打、5打点と苦しい数字になった。 さらに今季は、開幕からファームで打撃の調子が一向に上がらず。9月にようやく今季初昇格を果たしたが、わずか12試合の出場で打率.185、3打点に終わり、プロ入り後初のノーアーチに終わった。 来季こそ悔しさを晴らしたい一方、外野のポジションにはライバルも多く、苦しい立場であるといえるだろう。
ベースボールチャンネル編集部