ネプチューン堀内健は「怪物的な芸人」 若手ともあえて最前線で張り合う稀有な存在
テレビに出る芸人の出世コースというものが考えられるとすれば、そのゴールにあるのが「冠番組を持つこと」と「MCを務めること」だろう。番組名に自分の名前が付けられ、そこでMCとして場を仕切る役割を果たす。ここまでたどり着けるのは数多くの芸人の中でもほんの一握りの人だけだ。 【写真】地上波で見ないのに「年収2億円」のお笑いコンビはこちら その立場に就いた芸人は、徐々に現場の最前線で汗をかくような機会も減っていく。ネタや大喜利で競い合ったり、ドッキリのターゲットとして泥だらけになったり、先輩芸人にイジられたりするようなこともなくなってくる。 でも、ごくまれに、そういった「あがり」のポジションに位置しているにもかかわらず、自ら最前線で戦い続けることを選ぶ人もいる。ネプチューンの堀内健はそういう珍しいタイプの芸人である。 ■ホリケンは若手よりもボケる ネプチューンといえば、90年代から現在までテレビで活躍し続けているレジェンド級の人気トリオである。現在も『ネプリーグ』『ジョブチューン』『しゃべくり007』など多数のレギュラー番組を持っていて、押しも押されもしない存在だ。 でも、堀内は今でも自分たちの城から飛び出して、積極的に他流試合に挑んでいる。『さんまのお笑い向上委員会』では、どんな若手芸人よりも果敢に前に出てボケ続けて、明石家さんまのフリにも即座に応えてみせる。 堀内というと、一般的には明るく派手に動くナンセンスなギャグやパフォーマンスの印象が強いかもしれない。でも、彼は頭脳的な笑いも得意としている。実力派芸人が名を連ねる大喜利番組の『IPPONグランプリ』では四度の優勝経験を持っている。自由奔放なキャラクターに見えるが、笑いに関しては真面目でストイックであると言われている。 ■実力を見せつけたのは そんな彼があらためてその実力を見せつける機会となったのが、10月31日にAmazonプライム・ビデオで配信開始された『最強新コンビ決定戦THEゴールデンコンビ』である。