楽天の三木谷氏が携帯参入で会見(全文1)安定稼働の確認後、受付開始
Linkというソフトウエアで全て対応
このLinkを通じて通話をし、それだけではなくてグループの通話、カンファレンスコール、またチャッティング、ビデオメッセージ、ビデオ通話、将来的には多拠点のビデオ通話、そしてSMS、こういうものもいわゆる携帯のネットワークにいるときも、そしてWi-Fiにつながっているときも差別なくシームレスにできる。今までの、例えばWi-Fiと4Gネットワークの垣根、こういうものも完全になくしていくということで、今までの通信会社がやってきた、あくまでも通話は通話、そしてOTTサービスはOTTサービスというここの垣根をコンセプト的に完全にぶち壊しまして、このLinkというソフトウエアで全てを対応していくということを中心に行っていこうというふうに思っています。もちろん、既存のCallerを使いたい人は、それでもできるという環境は準備していきますけれども、あくまでも中心はこのLinkを中心にやっていくということになります。 4つ目、楽天グループとのシナジーを徹底的に追求していきます。ご存じのとおり、楽天グループはすでに1億人以上の会員を抱えております、国内で。そしてご存じのように、例えば楽天カードではすでに日本最大のクレジットカード会社に10年間でなりました。新しい新規加入の訴求、それから支払い、これも全て楽天IDで行い、ポイントでも支払いができる。そしてその方々は全て楽天グループとのサービスにつながっていくと、こういうことによって、顧客獲得コストを劇的に下げるとともに、さまざまなサービス、シナジーを得ることによって楽天グループとしましてはその得た利益を価格にまた訴求し直して、より多くの人に使っていただくと、こういうようなことを行おうと思っています。 5番目、ストレスフリーなサインアップ体験。今、総務省さんのガイドラインもありまして、どんどんとこれからSIMフリーの端末になっていきます。そのときに今どうしても私自身もそうですけれども、例えば海外に行ってSIMカードを入れ替えたときに、APN設定、そもそもAPNってなんですかっていう世界だと思うんですけど、普通の人は。非常に複雑です。楽天モバイルの場合は、適応端末、これどんどん増えていきますけれども、基本的にはSIMカードを差し込めばAPN設定等、まったく必要なく、SIMフリーの端末については使えるようになっていくと、こういうようなことになっていきます。