大谷翔平が明かした衝撃事実「TJに関しては必ずするだろうなとは思っていた」 計算外ではなかった右肘手術
ドジャース・大谷翔平投手(30)が9日(日本時間10日)、オンラインでの取材に応じ、これまで2度受けた右肘手術が、自身の想定内だったという驚きの事実を明かした。 大谷はメジャー1年目の18年10月、6年目の23年9月と、2度の右肘手術。ともに復帰まで1年以上かかるトミー・ジョン手術だったとされ、手術翌年の19年と24年はともに登板がなく、打者に専念した。 決して長いとは言えないメジャーリーガー生活の中で、1年を棒に振ることは大きなダメージとなるが、大谷は「若い時からある程度、ケガをするという想定の中で体を作るということをやってきた。出力が高くなるということは、慢性的な肘の手術というのは必ず起こるという想定ではいた。TJ(トミー・ジョン手術)に関しては、必ずするだろうなとは思っていたので、それはメジャーの1年目だとは思っていなかったですけど、必ずするとは思っていた。2回目のタイミングはやっぱり5、6年投げてどうだろうなと想定していましたけど(20年から投手復帰4年目で2度目の手術)、逆に言えば5、6年経ったのが今年の終わりくらいなので、30歳の終わりで2回目のTJをするより、逆に早い方がよかったのかなと思う部分も今思えばあったりと思う」とさらりと言い放ち、「いろんなパターンを想定をしておくことが大事だなと思いますね」と言い切った。 ただ、3度目の右肘手術となれば、投手断念への道にもつながる可能性もあり「一概にトミー・ジョンと言っても、どの程度じん帯が傷ついているかによって、どのくらい投げられるかも違う。いろいろ想定をしていく中で、現実的に3回目(の右肘手術)を受けるのがおそらく希望としては5年以上は伸びてほしいとは思っている。年齢的にたとえば35歳を過ぎたあたりで3回目の(右肘)手術をして、復帰に1年かけてという領域に入っていくのが、正しい選択になのかどうかはそのときの自分のコンディショニングにもよると思うので、現実的に見れば、やはり(右肘手術は)2回目くらいまでが投手としては理想なのかなと思っています」と冷静に分析していた。
報知新聞社