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【京都・大原】来年は訪れたい!昔懐かしの日本風景を楽しめる「宝泉院」

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集英社ハピプラニュース

春夏秋冬、いつ訪れても楽しいからこそ、エクラ世代にとって一番の旅の目的地は京都。コロナ禍で気軽な旅がむずかしくなり、ほっと和む風景や穏やかな時間を心が求める今、次の京都旅で訪れたいのは大原。昔ながらの土地の新しい魅力を紹介する。 【写真】2020京都グルメ特集

新たな可能性が宿る、自然豊かな京の山里「大原」

比叡山をはじめ、四方を山々に抱かれた京都市北東部の盆地集落、大原。京都の街の中心部から車で30分ほどの距離ながら、昔懐かしい日本の原風景が今も残っている。 大原の名は、天台宗の道場として開かれた「大原寺(だいげんじ)」に由来し、平安時代までさかのぼるという。嵐山が貴族の別荘地だったのとは対照的に、ここは京と若狭湾を結ぶ若狭街道の中継地点。争乱の際には、都からの脱出ルートともなったほか、平清盛の娘・建礼門院徳子が寂光院に出家した鎌倉期以降は、隠棲の地としての性格を強めた。 三千院や“額縁庭園”で知られる宝泉院など古寺名刹が点在し、昭和40年代からは観光客が多く訪れるようになったものの、それから50年以上経た今も大規模な開発はされていない。有名チェーン店や大型資本の店はなく、大手コンビニも国道沿いに1軒あるのみ。 安全な農作物、等身大の暮らしに価値を見出す人が増えてきた現在では、大原はいっそう輝きを増しているように映る。

『宝泉院』

書院の鴨居と柱を額に見立てて庭を鑑賞する“額縁庭園”で知られる、勝林院の塔頭(たっちゅう)。庭の中央には近江富士を象るという樹齢700年の五葉松がそびえ、もう一方には紅葉や竹林が茂り、山々の借景と相まって、静寂の世界に誘ってくれる。「立ち去りがたい」を意味する「盤桓園(ばんかんえん)」の名のとおり、いつまでも眺めていたくなる。 京都市左京区大原勝林院町187 075・744・2409 9:00~17:00(16:30最終受付) 拝観料(茶菓つき)/¥800

撮影/内藤貞保 取材・原文/天野準子  ※エクラ2020年10月号掲載

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