7年前に登場した 全世界で20台限定のスーパーカーが3億円超えで落札!走行距離わずか163キロの特別な「ランボルギーニ」とは
創業者の生誕100周年を記念したスペシャルモデル
ドバイで行われたRMサザビーズのオークションに、2017年型のランボルギーニ チェンテナリオLP770-4 ロードスターが出品されました。どんなクルマなのでしょうか。 【画像】3億円で落札された「特別なランボルギーニ」を写真で見る(23枚)
2007年のフランクフルトモーターショーの主役は、ランボルギーニ ブースに登場した新型「レヴェントン」でした。 フラッグシップの「ムルシエラゴLP640-4」をベースにしたこのモデルのデザインは、ジェット戦闘機にインスパイアされたものでした。 レヴェントンの生産台数は、クーペが20台、ロードスターが約15台の限定でした。 ランボルギーニは、こうしてスーパースター的なモデルを世に送り出しただけでなく、同じスーパーカーメーカーのトレンドの火付け役となりました。 フェラーリ、マクラーレン、アストンマーティンなどは、これを機にフラッグシップモデルを劇的にカスタマイズしたスペシャルエディションを発表するようになるのです。 2016年、ランボルギーニは「チェンテナリオ」を発表しました。その名はイタリア語で「100周年(英語のセンティニアル)」を意味します。 これは創業者フェルッチオ・ランボルギーニ氏の生誕100年を記念したモデルで、「ムルシエラゴ」の後継モデルである「アヴェンタドール」に独自の改良を施しました。 そして、米国カリフォルニアで開催されたモントレー カーウイークで、「チェンテナリオ ロードスター」が世界初公開されました。 アヴェンタドールの象徴でもある6.5リッターの自然吸気V12エンジンをアップグレードしたチェンテナリオは、発売当時、ランボルギーニ史上もっともパワフルなロードカーでした。 エンジンは759馬力を発生し、7速AMTと4WDによって、0-100km/h加速は2.8秒、最高速度は350km/hを達成しました。 チェンテナリオは、クーペとロードスター合わせてわずか40台しか製造されていません。ロードスターはそのうち20台のみでした。 今回出品された2017年型のロードスターは、EU仕様の左ハンドルとして製造されましたが、日本最大のランボルギーニ ディーラーのオーナー用に新車で日本に供給されました。 それ以来、プライベート コレクションとして東京で保管されています。 ペッレ ネロとアルカンターラ ネロのブラック基調インテリアにバルーン ホワイトの組み合わせで仕上げられています。 オドメーターを見ると、新車からわずか163kmしか走っていません。 このチェンテナリオには、ボディカバー、ランボルギーニ整備用グローブ、ツールキット、バッテリー充電器が付属しています。 さらに、2018年にランボルギーニ・ポロ・ストリコが発行した限定版の証明書が付属しています。 新車時から一人のオーナーが所有していたこのクルマは、フェルッチオ・ランボルギーニへのオマージュであり、ランボルギーニのコレクターやエンスージアストにアピールすることでしょう。 チェンテナリオ ロードスターの供給が非常に少ないことを考えると、このほとんど運転されていない個体を手に入れる機会は見逃せません。 なお、この2017年型 ランボルギーニ チェンテナリオLP770-4 ロードスターは、203万USドル(1USドル=150円として、3億450万円!)で落札されました。
Peacock Blue K.K.