世界に1人だけ“7重跳び”成功者が“8重跳び”に挑む 挑戦の結果は――
愛知県蟹江町の森口明利さん(31)は世界でただ一人、“7重跳び”に成功した縄跳びのプロ。 今回、前人未到の“8重跳び”に挑戦したのですが、その結果は――
森口さんは京都大学を卒業後、会社員となりましたが、2年前に脱サラして、縄跳びのプロに転身。今は、イベント出演や縄跳び教室などを開き、生計を立てています。 しかし、コロナの影響でイベントなどが相次いで中止となり、収入は約150万円も減少。そんな中、再起を図るべく挑戦するのが“8重跳び”です。 「今年、“8重跳び”に挑戦せずに終わるのが嫌だったので、まず挑戦できる場ができて、とても皆さんに感謝しています」(縄跳びのプロ 森口明利さん)
前人未到の“縄跳び8重跳び”。去年、初めて挑戦しましたが、惜しくも失敗。 挑戦の当日、会場を訪ねると、森口さんは「調子はいいので跳びます」と自信を見せます。 実は、マットレスの上では8重跳びに成功していたのです。 さらに、運動靴メーカーとスポンサー契約を結び、8重跳びに特化した専用の靴を特別に作ってもらいました。 縄跳びも、去年のものより軽量化。去年、すでに1ミリ以下だったワイヤの細さを、さらに0.05ミリ細くしました。
いよいよ、8重跳びへの挑戦。果たして、今年は跳べるのでしょうか? 1回目の挑戦は、8重目で足に縄がひっかかり失敗。 2回目、「跳べた気がする」と森口さん。スロー映像で確認すると、最後、わずかに足に引っかかっていました。 その後も挑戦を繰り返しますが、着地の際に左足を負傷してしまったため、挑戦は断念。前人未到の8重跳び成功とはなりませんでした。
「ここ1年で少しは進化できたのかなと思います。もうちょっと頑張って跳べるよう精進していきたいと思います」(縄跳びのプロ 森口さん) 前人未到の、8重跳びという夢を追い続ける森口さん。その挑戦は続きます。