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リモート会議でネット回線が混雑。どうしたらいいの? 専門家に聞いた【#コロナとどう暮らす】

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BuzzFeed Japan

「すみません、音が途切れて何言ってるかわからないです…」 緊急事態宣言によりリモートワークが本格化した5月。自宅から参加しているビデオ会議で、同僚から指摘を受けた。思い当たる節がある。そういえば最近、家からのネットが遅い。速度を測るといつもより10分の1以下、スマホより遅い。日中に人口が増え、集合住宅の光ファイバーが混雑していた。 日立や富士通といった大手企業もリモートワーク継続を決定し、各大学もリモートでの授業環境を整えるなど、「アフターコロナ」もリモート需要は続きそうだ。 緊急事態宣言下で、インターネットのインフラに何が起きていたのか。そして今後、どのような回線を選べばいいのか。ITジャーナリストの西田宗千佳さんに聞いた。【伊藤大地 / BuzzFeed Japan】

--新型コロナウイルスの影響で、インターネットのインフラはどのような影響を受けているのでしょうか? 通信事業者の統計で全体のトラフィックを見ると、コロナウイルス以降で何倍も急に混むようになった、という印象はありません。 全体では30%から40%の上昇、と言われています。でも、それはマクロで見たときの話で、ミクロで見ると変わってきます。 たとえば昼間の住宅地のトラフィックが5~6割変わった、という話もあります。これだけ上がれば、大規模マンションの回線が遅くなるというのは十分にあり得る話です。 また、特にビデオ通話の影響で「上り回線」の利用が増えています。こちらは下りより遅い場合が多く、混雑が目立ちやすい特徴があります。 今まで、昼間のトラフィックはオフィスが集まる都心部に集中していました。逆に、昼間の住宅街はほとんどトラフィックが集まらないのが普通でした。昼間は都心中心にインフラが最適化されていたわけです。 それがコロナによって、親たちが自宅でビデオ会議をやる、子どもたちが動画を見る、ビデオで授業を受ける、といった動きになると、これまでの前提が崩れます。昼間、ネットが遅くなる原因はここにあります。 単身の若い層には固定回線を持っていない人も多く、スマホのテザリングやモバイルWi-Fiルーターを使っています。そうすると、昼間、住宅地で遅くなるというのは、光ファイバーに限ったことではなく、携帯電話でも同じことが起こるわけです。 もっとも最近は、緊急事態宣言が解除され、都市部にトラフィックに戻りつつあるようです。

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