鴨川の漫画家の作品アニメ化へ CFで制作費募る(千葉県)
「おはよう!スパンク」「おジャ魔女どれみ」で知られる漫画家、たかなししずえさんの人気漫画「しーちゃんのごちそう」(思い出食堂コミックス)のアニメ化を目指すプロジェクトが発足。クラウドファンディング(CF)で制作資金を集めている。 食をテーマにしたグルメ漫画誌「思い出食堂」(少年画報社)に掲載した20編をまとめ、しーちゃんのごちそうとして単行本に。主人公のしーちゃんは、たかなしさん本人がモデル。家族が織り成す、懐かしくもほんわかとした物語で、人気を博している。 原作は昭和30年代の鴨川が登場し、当時の暮らしが分かるほのぼのとした内容となっている。懐かしい「食の物語」が広く共感を呼び、関係者がアニメ化に動いた。 たかなしさんは鴨川市在住で、同市のキャラクター「たいよう君」「まっつー」「ななちゃん」のキャラクターをデザイン。本紙でも漫画「ぼうちゃんしゅうちゃん日記」を連載した。柔らかなタッチの絵で、多くのファンを持つ。単行本発刊は、本紙2017年7月25日付「展望台」でも詳しく報じている。 今回は、CGアニメを目指す動きとなり、CFで資金を募る。 これに向け、「しーちゃんのごちそうアニメ化プロジェクト」が発足。金額(1000円~10万円)に応じてA~Fのコースが設定されている。リターン(返礼品)は、たかなしさんの描き下ろしポストカードや限定冊子などが用意されている他、コースによっては、エンドロールに支援者の名前が記載される。 CFは「オールイン方式」で、目標金額にかかわらず、2月11日午後11時59分までに集まった金額が事業資金に使われる。 アニメのパイロット版制作はすでに終わり、本編の制作費用の応援を呼び掛けている。関係者は「皆さまからご支援いただいた金額に応じて、アニメ1話、2話、3話と実行するのを目標にしている。第1話はお子さまランチの制作費である850万円が目標金額。それが達成されたら、随時ストレッチゴールを設定して、第2話、第3話と制作を続けるのを目標にしている」としており、広く応援を募っている。
CFの詳細は、QRコードから。
房日新聞