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余計なアドバイスがやっぱり有害な科学的根拠

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東洋経済オンライン

嫌な扱い、無礼な扱いを受けたことを誰かに相談するとよく、「つまらない愚痴を言うな」「細かいことを気にするな」「たいしたことじゃないだろう」「もっと大事なことを考えろ」などと言われたことはないだろうか。 もちろん、こういう助言であっても、あなたが前へ進む助けになるのだとしたら、有用だと言えるでしょう。しかし、どれも本当は的外れな助言です。では、いったい何が無礼な扱いからあなたを守ってくれるのでしょうか。 この記事の写真を見る

「職場の無礼さ」の研究に20年を捧げたクリスティーン・ポラス氏の集大成をまんがで解説する『まんがでわかるThink CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』が8月28日に刊行された。 本書と『Think CIVILITY(シンク・シビリティ) 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』を一部抜粋のうえ、再編集してお届けします。 ■「的外れだ」という科学的根拠  まず、なぜ先に挙げたアドバイスが的外れなのでしょうか。それは、人は生まれつきそれぞれに違っているというのを忘れているからです。誰かの行動が無礼かどうかは、あくまで「された側」が決めることです。

 無礼な態度が、その標的になった人にとってどのくらいストレスになるかは、立場の上下によっても大きく変わります。自分より上の立場の人に無礼な態度を取られた場合、これまでの調査では、全体の3分の2近くのケースで、同等からそれ以下の人に同様のことをされた場合よりもストレスが強くなるとわかっています。  また上司の命令や、会社の方針により、無礼な同僚とともに働くことを強制された場合には、絶望感が強くなることもわかっています。

 マウスを使った実験、または人間を対象にした実験では、ストレスのかかる状況に直面した時、自分の力でその状況を変えるのが難しい場合に、苦しみは特に大きくなることがわかっています。自分で何もできないという絶望感との戦い方が重要になるのです。  無礼な態度を取る人間がいれば、それにうまく対処する必要があります。  無礼な態度のネガティブな影響を乗り越えるのに最も重要なのは、「自分は成功している」と思えることです。

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