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リアル授業ゼロ、友達ゼロ、バイトゼロ。今も授業再開の目処は立たず……コロナ大学生の悲惨な日常

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HARBOR BUSINESS Online

 授業ができない、サークルに入れない、バイトができない――ないない尽くしの大学生活に学生は悲鳴を上げている。「#大学生の日常も大事だ」のハッシュタグでも注目された”大学生の日常”とは?

連日孤独なオンライン授業。巣ごもりキャンパスライフ

 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除され、はや3か月。会社や小中高校が再開するなか、取り残された状態にあるのが大学だ。  文部科学省の調査によると、7月1日時点で国公私立大学などが対面授業を全面的に再開したのは16%、学内施設が制限なく利用できるのは15%にとどまっている。9月以降の後期授業も青山学院大学ではオンラインでの実施を決定し、今後も自宅にこもるような生活が続く大学生は少なくない。 「もう夏休みも終わるのに、同じ大学に通う学生に一人も会えていません。当然、友達もできてないです」  そう話すのは、東京大学1年生の上原司くん(仮名・19歳)。岐阜県から学生寮に入って新生活を送るはずが、入学式中止をはじめとしてあらゆる機会が失われた。 「例年、入学式後に行われている先輩との交流会も中止となり、サークル勧誘もなければ学校行事の新入生合宿もなくなって、ちゃんと大学生活が送れるのか不安がどんどん大きくなりました。緊急事態宣言が発令されて授業がオンラインに決まると、感染リスクもあるし、親と相談して4月半ばには実家に帰りました。上京してまだ2週間の出来事でした」  長くても6月には東京に戻れると思っていた上原くんだったが、実家生活ももうすぐ半年。学生寮の寮費4万5000円は、その間も払い続け、総額20万円を超えた。 「先輩や友人がいないので困ったことがあっても誰にも相談できず、履修登録は分厚い冊子を3日かけて読み込んで結構大変でした。一応、上級生主催でクラスのオンライン交流会があったのですが、全員初対面のオンラインの場に飛び込んでいく勇気がなくて参加できず……。こんな大学生活ものちのち笑い話になるのかなって思ってます。というか、そう思わないとやってられないです」  1浪の末、都内の美大に入学した1年生の高橋華さん(仮名・20歳)は不満を露わにする。 「大学内に充実した施設があるから高い学費を払う価値があるのに、受験以来一度も大学に行けてません。ずっとオンライン授業のみで、その内容はパワポを読むだけ、本や動画の感想を書くだけ、作品もないのにパワポのプレゼンだけで評価されるという内容。学費を日割りしたら一日1万円で『こんな授業に高い学費を払ってるのか……』とバカバカしくなります」

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