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京田陽太、金子侑司、岡本和真…ゴールデン・グラブ賞獲得歴がない意外な選手たち

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 守備の名手に送られるゴールデン・グラブ賞は、5年以上の取材キャリアを持つプロ野球記者の記者投票で選出される。打撃タイトルのように明確な数字で選ばれるわけではないため、投票は記者が選手に抱くイメージにも大きく左右される。現場の選手や首脳陣からは「守備の名手」として評価が高いが、ゴールデン・グラブ賞を一度も受賞したことがない選手は意外に多い。 立浪和義コラム「現役最高の遊撃手は誰か?」

・京田陽太(中日)  遊撃で卓越したグラブさばきを誇り、広い守備範囲と安定感抜群の堅守は球界屈指の呼び声高い。外野に抜けるかという打球を何度も好捕で内野ゴロにしてチームの窮地を救ってきた。昨年は巨人・坂本勇人が167票でゴールデン・グラブ賞を獲得し、京田は110票と及ばなかったがデータを見ると、守備率、刺殺、補殺と坂本を軒並み上回っていた。失策数も京田の9に対し、坂本は12。坂本も同賞の表彰式で「もう(この賞を)取れないかと思っていた」と驚きを口にしていた。プロ4年目の今季はタイトル初受賞を目指す。

・金子侑司(西武)  俊足を生かした外野守備で落下地点に入るスピードが速く、球際も強い。昨季まで同僚だった秋山翔吾(現レッズ)が「金子にはどれほど助けてもらったか分かりませんし、彼には感謝してもしきれないです」と語るほどだった。ゴールデン・グラブ賞の受賞が確実視されたが、結果は秋山が1位で199票、ロッテ・荻野貴司が168票、日本ハム・西川遥輝が141票で、金子は4位の101票とまさかの選外に。今年は左翼から秋山の後継者として中堅にコンバート。守備能力は飛び抜けているが、レギュラー確保へ課題の打撃がカギを握る。

・岡本和真(巨人) 「不動の四番」として今年は開幕から絶好調の岡本。豪快な打撃が注目されるが、柔らかいグラブさばきで守備もうまい。昨季は一塁、三塁、左翼とチーム事情に合わせてスタメンで出場するポジションが変わったため、ゴールデン・グラブ賞の投票では一塁で54票と、トップのDeNA・ロペスの173票に遠く及ばなかった。三塁一本で勝負する今年は打撃タイトルだけでなく、三塁でゴールデン・グラブ初受賞の可能性が十分にある。

・山田哲人(ヤクルト)  前人未到のトリプルスリーを3度獲得したスーパースターだが、ゴールデン・グラブ賞には縁がない。高い壁として立ちはだかるのが13年から7年連続で受賞している広島の菊池涼介だ。昨年のゴールデン・グラブ賞の記者投票も、菊池が180票に対し、山田は半分の90票。ただ、この投票結果に一部の球界関係者から疑問の声が上がっていた。刺殺数、補殺数、併殺数は山田がリーグトップ。守備範囲も遜色なく、守備率も山田が.989で菊池が.985だった。二塁の守備で年々成長の跡が見られるだけに、今年こそ悲願の初受賞なるか。 写真=BBM

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