【Bリーグ】千葉J・渡辺雄太「開始早々にバテた」左足関節捻挫から2カ月ぶり復帰
◇バスケットボールりそなBリーグ1部第9節 千葉J77―65琉球(2024年11月30日 千葉・ららアリーナ東京ベイ) 【写真】Bリーグ<千葉J・琉球>第3クオーター、攻め込む千葉J・渡辺(左) 10月6日の宇都宮戦で左足関節を痛めて離脱していた渡辺雄太(30)が、琉球戦で2カ月弱ぶりの復帰を果たし、77―65の快勝に貢献した。自身は28分39秒の出場で8得点、7リバウンドにとどまり、「2カ月ぶりの試合だったので、パフォーマンスは悪かった。開始早々にバテて(終盤に)案の定、足がつった」と厳しい評価も、前半に2本のダンクを決めて会場は1万人超で埋まったホームは大盛り上がり。「ああいうプレーで勢い付けられる。増やしていきたい」と話した。 渡辺は開幕2戦目に故障していたため、これがBリーグ公式戦では3試合目。NBAを日本人最長の6シーズンプレーしたトップ選手として、相手の若手に好戦的なプレーを仕掛けられ、挑発的な言葉を発せられる場面もあった。「コートに足を踏み入れたら、優しさや相手への気づかいはいらない。それは凄くウエルカム」と歓迎。「どうしても日本人は優しすぎるが、いい意味でクレージーなメンタルを持った選手が出てくれば、レベルアップするし、世界を経験することで、日本のバスケは次のレベルに行く」と話した。 自身が不在の間は10勝2敗で乗り越え、この日の白星で13勝目(2敗)を挙げたチームは東地区の首位を快走。3点シュートは5本全て失敗とまだまだ上積みが見込めそうな渡辺も、「28分でへばっている体ではダメ。試合を重ねることが体を戻す方法なので、しっかり試合をしていきたい」と前を向いた。