すごいぞ小林産チーズ…国内最大級の品評会で加藤牧場とダイワファームがそろって金賞
宮崎県小林市に2軒だけのチーズ生産者、加藤牧場(同市北西方)とダイワファーム(同市東方)が10月、東京で開かれたチーズコンテスト「ジャパンチーズアワード2024」で、ともに金賞を獲得した。両農場の代表者、加藤教昭さん(50)と大窪和利さん(69)が市役所を訪問。受賞報告を受けた宮原義久市長は「猛暑や資材高騰など、酪農を取り巻く環境が厳しい中、そろって素晴らしい結果を出された努力をたたえたい」とねぎらった。 【写真】ジャパンチーズアワードで金賞に輝いた加藤牧場の「カマンベールチーズ」(右)とダイワファームの「ロビダイワ」
加藤牧場は「カマンベールチーズ」が「ソフト/白カビ部門」、ダイワファームはウオッシュチーズ「ロビダイワ」が「ソフト/ウオッシュ部門」で金賞に選ばれた。加藤牧場は部門別の最優秀賞にも輝いた。 同アワードは、NPO法人チーズプロフェッショナル協会が2年に1度開く国内最大級のチーズ品評会。今年は全国120工房から372点が出品され、29点が金賞に選ばれた。ダイワファームは2014年の第1回大会から出場し、金賞獲得は4回目。20年から挑戦する加藤牧場は初の金賞となった。 市役所を20日訪れた大窪さんは「経験のない猛暑で熟成が難しかったが、これまでの経験でカバーできた。技術的に安定してきた手応えがある」。加藤さんは「尊敬する先輩の大窪さんに成績だけでも追いつけたことがうれしい」とそれぞれ喜びを語り、「今後も研さんし、小林産チーズの評判を高めたい」と前を向いた。
南日本新聞 | 鹿児島