【初期のリコール対応に問題】ホンダCR-V 英国で約7万8000台リコール 2代目モデル
パワーウィンドウに水分が溜まる可能性
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン) translator:Takuya Hayashi(林 汰久也) 【写真】ホンダCR-V【海外の主力SUVを写真で見る】 (100枚) ホンダは英国で約7万8000台のCR-V(2代目)をリコールすると発表した。 同社の英国部門は、2002年から2006年の間に英スウィンドン工場で製造された7万7836台がリコールの影響を受けていることを認めている。 この問題は、パワーウィンドウ・マスタースイッチ(PWMS)の「内部への液体の露出を防ぐ」ために2012年に行われたリコールに起因している。 当初の対応ではスイッチにブチルテープが貼られていたが、ホンダは現在、「貼られたブチルテープとPWMSケースの間に隙間が存在する可能性がある」と認め、水分が溜まってスイッチ内に入り込む可能性があるとしている。 液体がPWMSに入ると、ショートする可能性がある。発熱によりPWMSが溶けて膨張し、隣接する部品から煙が発生して、最悪の場合は火災になる恐れがあるという。 影響を受けたCR-Vの所有者には書面で連絡され、ホンダの正規ディーラーまたは修理業者が無料で作業を行う。
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