WBAビリッチ監督、今季のプレミア解任第1号に…マンCとドローも現在19位
ウェスト・ブロムウィッチ(WBA)は16日、同日付でスラヴェン・ビリッチ監督を解任したと発表した。 なお、アシスタントコーチのディーン・ラチュニツァ氏、ダニーロ・ブトロヴィッチ氏、ファーストチームコーチのジュリアン・ディックス氏も同日付でクラブを去ることになる。 現在52歳のビリッチ氏は、旧ユーゴスラヴィアのスプリト(現クロアチア)出身。現役時代にはウェストハムやエヴァートンなどでもプレーし、現役引退後の2001年から古巣のハイドゥク・スプリトで指導者キャリアをスタートさせた。その後はクロアチア代表、ロコモティフ・モスクワ、ベシクタシュの監督を歴任し、2015年夏から2017年夏にかけては古巣のウェストハムでも指揮。サウジアラビアのアル・イテハドを経て、昨シーズンからWBAを率いていた。 WBAでの1年目は2部チャンピオンシップで2位フィニッシュを果たし、チームを3年ぶりにプレミアリーグ復帰に導いた。だが、昇格1年目の今季は開幕から9試合未勝利が続き、第10節でシェフィールド・Uを下した試合が今季唯一の白星。15日に行われた第13節マンチェスター・C戦では相手の猛攻を耐え凌いで勝ち点1を手にしたものの、現在は降格圏内の19位に沈んでいる。 またイギリス紙『ガーディアン』によると、ビリッチ監督は今夏の移籍市場で十分な予算が与えられなかったために、WBAの首脳陣との間に確執が生じていた模様。成績不振も相まって、今季のプレミアリーグで解任された最初の監督となった。なお、後任の監督には経験豊富なサム・アラダイス氏の就任が濃厚と見られている。
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