「良かれと思って…」子どもがやる気を失った、親の何気ない“ある一言”。繊細な子を育てる母親が痛感したこととは
こんにちは。繊細気質(HSC:Highly Sensitive Child)な小学生の娘を育てる母、びす子です。 「我が子に“発達障害”の診断が下りて、ほっとした」発達障害の子を持つ親が赤裸々に語る“現実” 基本的に真面目な繊細っ子。何事にも一生懸命な一方で、何かに挑戦する際「失敗したらどうしよう」と不安を感じてしまうことも少なくありません。 そこで今回は、そんな繊細っ子への対応として意識していることをまとめてみました。
まずは子どものペースを大切にする
娘は繊細気質ですが、親である私は非繊細気質である上にせっかちな性格です。 以前、挑戦をためらう娘につい言ってしまったのが「とりあえずやってみたらいいじゃん!」というセリフでした。背中を押せたらという思いもあり発した一言でしたが、これって繊細っ子からするとやる気になるどころかプレッシャーなんですよね。 やる気を失う娘の姿を見てまず考え改めたのは、我が子とはいえ人それぞれのペースがあるということ。 特に繊細っ子には「物事をじっくり観察する」「納得してから行動に移す」という特徴があります。 はたから見ると立ち止まってるように見えても、本人なりのペースで向き合っていることが多いので、まずはそのペースを大切にすることが必要不可欠です。
繊細っ子向けの励ましの声かけ
そうやって子どものペースを見守りを続けていると、適切な声かけもなんとなく見えてきます。 安心できるような言葉が大事で「大丈夫だよ」だけでもいいのですが、どう大丈夫なのかを具体的に伝えるとなお良し。 例えば過去の成功体験を引っ張り出してきて「あの時こうやったら上手くいったよね。今回も同じようにすればスムーズにいくんじゃないかな?」といった具合です。自信につながる記憶を呼び起こすことで「そっか、じゃあできるかも!」と表情も明るくなります。 とはいえ、毎回うまくいくとは限らないのが子育ての難しいところ。年齢が上がってくるとなおさら、通用しない声かけも増えてきます。 そこで試行錯誤を経て、声かけ以上に効果を実感したのは親の意外な行動でした。そのお話は次回で。
【Profile】びす子(@bisucoco1)
繊細気質(HSC)な小3娘の母。繊細っ子が自信を持てるようなスモールステップ化や声かけを発信。また、過去に育児ノイローゼになった経験から、子どもと同じように『自分のことも大切にする!』を心がけている。苦痛に感じることは、たとえ子どものためであっても無理してやらない。親子そろって笑顔でいられるちょうどいいバランスを模索中。小学校にあがって大変なことが増えたため、自身の子育て経験をもとに便利なアイテムやアイデアを公開している。
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