国の全数把握見直し方針「HER-SYS管理から外れた人の扱いは?」大阪・吉村知事会見8月24日(全文2)
マイクロ波を使った廃プラ再生技術にも
そして6番目ですけど、これはバイオマスの資源の処理ですけれども、これはバイオガスの普及拡大に向けて、今、木材を使う場合があるんですけども、その木材のうちでも樹皮についてはなかなかうまく使えません。ほとんど樹皮、木材の外にある樹皮っていうのはもう活用が難しいんですけども、それを独自の技術で、低コストで、普段は利用できない樹皮を使ってバイオガスを作り出すという、そういった再生可能エネルギーの採択になります。 それから7番目ですけれども、これはマイクロ波を使ったと。いわゆるプラスチックの再利用になります。簡単に言えば電子レンジで使ってるようなものの技術になるんですけれども。これまでプラスチックの再利用って、今もされてますけど、非常に大型の工場で対応しないとできませんでしたが、これは非常に小型で、このマイクロ波をうまく使うことでプラスチックの廃棄物をもう一度、再生品化していくという技術です。ですので、これが広がれば、うまくいけば、コンビニとか非常に小さな単位、地域の単位でプラスチックの、実際の回収だけじゃなくて、それを分解して精製して、もう一度、再生品化することが可能になってくるというような技術です。8番目が先ほど申し上げたステンレスの技術を使った断熱パネルの実証になります。 非常に意欲的でチャレンジングな技術がさまざま出てきてると思います。合計で5億円の事業ですけれども、これにつきましては万博開催まで3年間、継続的に支援をしていきたい、そういうふうに思っています。万博において新しいこのカーボンニュートラルの技術がどんどん生まれることを期待したいというふうに思います。
万博に向けてサイクルラインを整備したい
次です。サイクルラインについてです。広域的な自転車通行環境の充実ということで、万博に向けてサイクルラインを整備していきたいと思っています。これは大阪市、堺市とも協力しながら、万博を契機にやっていきます。国内外から多くの来阪者が、安全に快適に自転車で周遊できるように、そういった計画を策定いたします。そしてその整備ルートとしてあるのが淀川サイクルライン、これ淀川沿いですけども。で、2つ目が大和川サイクルラインと。そして石川サイクルライン。これは仮称ですが、このサイクルラインと、そして大阪湾サイクルラインがあります。 大阪湾サイクルラインはまだ現在、ルートを検討中ですけども、淀川サイクルライン、大和川サイクルライン、そして石川サイクルラインについては優先整備を進めていきます。もう、これ一定、当然できてるところも多くありますけれども、その整備の内容としまして、いわゆる自転車の、矢印を付けた道路の整備であったり、あるいは看板ですね。夢洲まであとここから何キロです、つまり万博会場まであと何キロですというような看板の設置。ここは何々サイクルロードですよというような、そういった看板の設置等もやりながら、万博まで自転車で行けるような、当然、車やバスや船やっていろんなルートがあるわけですが、万博会場に自転車でも行けるようにする。そしてそれはサイクルラインを使って行けるようにするというようなことを目標にしています。 ですので大阪・関西万博の夢洲と、大和川の終点はどうしても咲洲になるんですが、このベイエリアをいわゆる拠点として、そこから波状に広がっていくというサイクルラインを、万博を契機に整備していきたい。そして2025年の万博までに淀川サイクルライン、大和川サイクルライン、石川サイクルラインについては整備を完了したいと思っています。多くの人が自転車を使って楽しんでもらえたらと思いますし、万博後もこのサイクルライン、自転車、健康維持のために自転車を活用するということもぜひやっていただけたらと思います。また、万博時にも使えるようにしていきます。 最後です。パートナーシップ宣誓証明制度についての府内自治体との連携拡充についてです。大阪府では性的マイノリティーの当事者の方がお互いを人生のパートナーとして認めていくと、宣誓するということ、事実を証明すると、府が正式に証明するというパートナーシップ制度、これを作って実際、現実に実施をしています。今般、府内で同じ制度を実施している8市と連携をしまして、自治体間で転居したときに、そのパートナーシップ宣誓証明書を取り直す必要がないという制度にいたしました。